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シグナス補給船運用8号機は、日本時間12月6日午後10時11分(米国中部標準時間12月6日午前7時11分)、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)から放出され、ISSを離脱しました。この後、シグナス補給船運用8号機は、飛行を続けながら超小型衛星の放出や軌道上実験などを行い、米国時間12月18日に軌道離脱噴射を行って大気圏に再突入しました。
シグナス補給船運用8号機(OA-8)ミッションは、オービタルATK社(Orbital ATK Inc.)のシグナス補給船を打ち上げ、ISSの「ユニティ」(第1結合部)に結合させ、物資を補給するフライトです。
シグナス補給船運用8号機は、日本時間11月12日午後9時19分(米国東部標準時間11月12日午前7時19分)に米国バージニア州NASAワロップス飛行施設より打ち上げられました。
なお、シグナス補給船運用8号機の打上げは、当初、日本時間11月11日午後9時37分(米国東部標準時間11月11日午前7時37分)に予定されていましたが、直前に、打上げに伴い制限されたエリアへ航空機が侵入したため中止となり、翌日に延期されました。
シグナス補給船運用8号機は、その後、日本時間11月14日午後7時04分(米国中部標準時間11月14日午前4時04分)にISSのロボットアーム(SSRMS)により把持され、同日午後9時15分(同日午前6時15分)にISSへ結合されました。
シグナス補給船は、宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)のISSへのランデブ・結合方法と同じ方式を採用しています。これは、HTVが世界で初めて実現した、安全性の高いSSRMSを使ったISSへの結合方式で、米国の民間宇宙開発企業の補給船に採用されており、ISSにおける新たなスタンダードとして定着しています。
また、ISSに接近したシグナス補給船は、日本がHTVのために開発した近傍通信システム(Proximity Communication System: PROX)との通信を確立し、PROXを介してISSと通信を行います。これには筑波宇宙センター(TKSC)のHTV運用管制室の管制チームが有償でシグナス補給船の運用を支援しています。
OA-8ミッションでは、食糧やクルーへの支給品、システム関連機器、実験関連機器など、約3,350kgの物資をISSに運びます。物資には、以下に示すJAXA関連の実験用品が含まれます。
打上げ日時 |
2017年11月12日午後9時19分(日本時間) 2017年11月12日午前7時19分(米国東部標準時間) |
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射場 | 米国バージニア州NASAワロップス飛行施設 Mid-Atlantic Regional Spaceport(MARS)Pad-0A |
使用ロケット | アンタレス230ロケット |
重量 | 搭載品合計約3,350kg |
SSRMSによる 把持日時 |
2017年11月14日午後7時04分(日本時間) 2017年11月14日午前4時04分(米国中部標準時間) |
ISSへの 結合日時 |
2017年11月14日午後9時15分(日本時間) 2017年11月14日午前6時15分(米国中部標準時間) |
ISS分離日時 | 2017年12月6日午後10時11分(日本時間) 2017年12月6日午前7時11分(米国中部標準時間) |
再突入日時 | 2017年12月18日午後9時54分頃(日本時間) 2017年12月18日午前6時54分頃(米国中部標準時間) |
OA-8は、「ユニティ」(第1結合部)の地球側ポートに結合されます。
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