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欧州補給機(Automated Transfer Vehicle: ATV)初号機、「ジュール・ヴェルヌ」は、中央ヨーロッパ夏時間9月5日午後11時29分(日本時間9月6日午前6時29分)に、国際宇宙ステーション(ISS)の「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)後方から分離しました。
ISSから分離したATV1は、約3週間軌道に残り、画像に関わる実験を行いました。その後、中央ヨーロッパ夏時間9月29日午後0時00分(同9月29日午後7時00分)から1回目、午後2時58分(同午後9時58分)から2回目の軌道離脱噴射を行い、午後3時31分(同午後10時31分)に大気圏に再突入し、南太平洋上に安全に投棄されました。
ATV1フライトは、欧州宇宙機関(ESA)のATV初号機、「ジュール・ヴェルヌ」を打ち上げて、国際宇宙ステーション(ISS)の「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)後方に無人でドッキングさせ、ISSに補給物資を運搬するミッションです。
ATV1は、打上げ後、軌道上で約3週間の試験を行った後、中央ヨーロッパ夏時間2008年4月3日午後4時45分(日本時間2008年4月3日午後11時45分)にISSに自動でドッキングしました。
打上げ後、約3週間にわたり実施された試験では、ATVの機能試験が行われるとともに、ドッキングに向けた試験(デモンストレーション)が2回行われました。デモンストレーション#1は中央ヨーロッパ夏時間3月29日に、デモンストレーション#2は3月31日に行われました。
ドッキング後、4月4日午後0時15分(同4月4日午後7時15分)頃にISSとATV間のハッチが開かれ、クルーがATV内に入り空気浄化装置を設置しました。その後、ハッチを閉じた状態で8時間にわたり空気の循環が行われました。
4月5日午前10時30分(同4月5日午後5時30分)頃に再びハッチが開かれ、クルーは最終的な入室を行いました。ATV内の整備作業完了後には、物資の移送が行われました。
また、ドッキング中には、ATV1のスラスタを使用した、ISSのリブースト(軌道上昇)や、デブリ回避マヌーバが行われました。
ATV1フライトでは主に以下に示す補給品をISSに運搬しました。
打上げ日時 | 2008年3月9日午後1時03分(日本時間) 2008年3月9日午前1時03分(フランス領ギアナ時間) 2008年3月8日午後10時03分(米国中部標準時間) |
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射場 | クールー宇宙基地(フランス領ギアナ) |
使用ロケット | アリアン5 ES ATVロケット |
重量 | 搭載品合計約19,360kg(打上げ時) |
ドッキング日時 | 2008年4月3日午後11時45分(日本時間) 2008年4月3日午後4時45分(中央ヨーロッパ夏時間) 2008年4月3日午前9時45分(米国中部夏時間) |
分離日時 | 2008年9月5日午後4時29分(米国中部夏時間) |
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