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プログレス補給船(44P)は、バイコヌール時間2011年8月24日午後7時00分(日本時間2011年8月24日午後10時00分)にロシアのソユーズロケットにより、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられましたが、軌道に到達しませんでした。
NASAとロシア連邦宇宙局(FSA)によると、打上げから5分25秒にソユーズロケットの3段にトラブルが発生し、自律的にエンジンがシャットダウンされ、打上げから5分50秒後にはテレメトリが途絶え、プログレス補給船(44P)を載せた3段は軌道速度に到達しないまま地上に落下しました。
FSAは、コロテエフ氏(ケルディシ国家科学研究センター所長)を長とする事故調査委員会を立ち上げて原因究明を実施し、以下の通り結論づけました。プログレス補給船を打ち上げたソユーズU型ロケットは、ソユーズ宇宙船を打ち上げるソユーズFG型ロケットと第3段が同じ設計です。
ロシアは、次のソユーズ宇宙船の打上げを、無人のソユーズUロケットの打上げ実証後に行う方針であり、同じ第3段を有するロケットを使用した商業衛星打上げとプログレス補給船(45P)打上げの成功が、次回のソユーズ宇宙船(28S)打上げの条件としています。
44Pフライトは、ロシアのプログレスM-12M補給船を打ち上げて、国際宇宙ステーション(ISS)の「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)に無人でドッキングさせるッションであり、ISSへ向かう44機目のプログレス補給船として計画されていたミッションです。
44Pフライトでは、主に以下の補給品をISSに運ぶ予定でした。
打上げ日時 | 2011年8月24日午後10時00分(日本時間) 2011年8月24日午後7時00分(バイコヌール時間) 2011年8月24日午後5時00分(モスクワ時間) 2011年8月24日午前8時00分(米国中部夏時間) |
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射場 | カザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地 |
使用ロケット | ソユーズUロケット |
重量 | 約7.3トン(貨物:約2.5トン) |
ドッキング日時 (喪失前の計画) |
2011年8月26日午後11時38分(日本時間) 2011年8月26日午後6時38分(モスクワ時間) 2011年8月26日午前9時38分(米国中部夏時間) |
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