ISSから分離するプログレス補給船(27P)(提供:NASA)
プログレス補給船(27P)は、米国中部標準時間2008年2月4日午前4時32分(日本時間2008年2月4日午後7時32分)に国際宇宙ステーション(ISS)から分離しました。ISSから分離したプログレス補給船(27P)は、約10日間軌道に残り、スラスタ噴射時に起きるプラズマと地球大気に関する研究を行いました。その後、プログレス補給船(27P)は、日本時間2008年2月15日午後19時29分に軌道離脱を行い大気圏に再突入し、太平洋上に安全に投棄されました。
プログレス補給船(27P)の打上げ
射点に到着したソユーズロケット
ソユーズロケットの組立て
ソユーズロケットの組立て
打上げ準備中のプログレス補給船(27P)
打上げ準備中のプログレス補給船(27P)
(©S.P.Korolev RSC Energia)
27Pフライトは、ロシアのプログレスM-62補給船を打ち上げて、ISSの「ピアース」(ロシアのドッキング室)に無人でドッキングさせるミッションであり、ISSへ向かう27機目のプログレス補給船です。
プログレス補給船(27P)は、バイコヌール時間2007年12月23日午後1時12分(日本時間2007年12月23日午後4時12分)にロシアのソユーズロケットにより、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、米国中部標準時間2007年12月26日午前2時14分(日本時間2007年12月26日午後5時14分)にISSにドッキングしました。
27Pフライトでは主に以下の補給品をISSに運びます。
- 飲料水
- 補給用推進剤
- 酸素
- その他以下に示す積荷など
- 食糧(米国、ロシアの宇宙食)
- 長期滞在クルー用の衣服、衛生用品など
- 実験ペイロード
- 交換修理品、予備品など