宇宙ステーションの構成 −Flight 1A/R
コントロール・モジュール(FGB)概要−
(NASA Facts 1998. 8月より)
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Flight 1A/R コントロール・モジュール(FGB)概観図 |
コントロール・モジュールはロシア語の略称でFGB(英語ではFunctional Cargo
Blockに相当)と呼ばれるモジュールであり、国際宇宙ステーション(ISS)の最初の構成要素として打ち上げられます。FGBは、宇宙ステーションの初期段階での推進機能及び電力供給機能を提供します。42,600lb(約19.3t)の与圧モジュールは、ロシアのプロトンロケットで1998年6月(注:その後、1998年の11月20日に打上げを延期した。)に打ち上げられる予定です。
コントロール・モジュールは、全長41.2ft(約12.5m)、一番大きな所で幅は13.5ft(約4.1m)あります。運用寿命は、15年以上で、太陽電池パドルと、ニッケル・カドミウム電池により平均で3kwの電力を供給することができます。ロシアが製造する、サービス・モジュールと呼ばれる、クルーが生活したり初期段階の中心となるモジュールが結合するまでは、姿勢制御、通信、電力等の機能を提供します。その後はコントロール・モジュールは、主に荷物の保管機能、あるいは、推進剤の保管タンクとして使用されることになります。
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