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NASAステータスレポート
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飛行6日目
STS-112NASAステータスレポート#10
ミッションコントロールセンター
2002年10月12日(土) 午前5時00分(米国中部夏時間)
2002年10月12日(土) 午後7時00分(日本時間)

 

スペースシャトル「アトランティス号」と国際宇宙ステーション(ISS)クルーは再び、宇宙飛行士デイヴィッド・ウルフとピアース・セラーズが行う、3回予定しているうちの2回目の船外活動に作業を集中させます。これにより、ISSに運ばれた新しい要素であるS1トラスに命を吹き込みます。

この船外活動(EVA)は、米国中部夏時間10月12日午前9時40分(日本時間10月12日午後11時40分)頃から開始され、6時間半行われる予定です。この作業では、継ぎ手の内部の圧力上昇を防ぐ装置の取り付けや、冷却システム配管の接続、10月13日に展開が予定されているラジエータの打ち上げ時の固定器具の解除、2個目のカメラの取り付けが行われる予定です。

SPD(Spool Positioning Devices)は、着脱コネクタ(Quick Disconnect:QD)内の圧力上昇を防ぐために設計された器具であり、必要であれば、QDを外れなくすることもできます。セラーズとウォルフは、船外活動中に、SPDを24個取り付ける予定です。これらは、ほとんどアンモニア配管に取り付けられます。

セラーズは、真っ白な宇宙服を着用してISSのロボットアームに乗り、S1トラスの作業場所へ移動し、アンモニアシステムの加圧に使われる窒素ラインを接続します。一方、ウォルフは、赤い線が取り付けられた宇宙服を着用し、トラスのレール上を手動で移動させるCETA(Crew and Equipment Translation Aid)カートの打上げ時の固定装置を解除します。NASAのISSサイエンスコマンダーのペギー・ウイットソンとアトランティス号のサンドラ・マグナスはロボットアームを操作する予定です。10月10日に行われた最初の船外活動で行ったように、パイロットのパメラ・アン・メルロイは、アトランティス号のフライトデッキから、船外活動の指揮をとる予定です。

船外活動の前に、コマンダーのジェフリー・アッシュビーとメルロイは、アトランティス号の小型のスラスタを噴射して、ISSの高度をゆっくりと上昇させる予定です。このリブースト制御により、ISSの軌道高度は383kmから389kmへと上昇する予定です。

アトランティス号のクルーは、10月12日午前2時46分(日本時間10月12日午後4時46分)に、ガーベッジ(Garbage)の演奏する「Push It」で起床しました。これは、セラーズのために彼の家族からリクエストされたものでした。ISSクルーはそれから約30分して起床しました。

アトランティス号とISSのクルーは、午後7時30分(同10月12日午後9時30分)頃に就寝する予定です。次のステータスレポートはその頃に、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-112/sts-112-10.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

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最終更新日:2002年10月15日

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