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STS-104 NASAステータスレポート#27 アトランティス号と5人のクルーは、火曜日遅く(日本時間水曜日の午後)にケネディ宇宙センターに着陸し、530万マイル(約853万km)におよんだミッションを終了しました。このミッションでは国際宇宙ステーション(ISS)に新しいエアロック「クエスト」を成功裏に取り付けました。 アトランティス号のクルー、コマンダーのスティーブン・リンゼイ、パイロットのチャールズ・ホーバー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のジャネット・カバンディ、マイケル・ガーンハート、そしてジェイムズ・ライリーは、13日間のミッションのうち8日間をISSと結合して過ごしました。ライリーとガーンハートは船外活動を3回実施し、「クエスト」を取り付けたり、「クエスト」の外壁に4基の高圧ガスタンク(2基の酸素タンクと2基の窒素タンク)を取り付けるのを支援するなどの作業を実施しました。 リンゼイとホーバーは、アトランティス号の軌道制御システム(Orbital Maneuvering System:OMS)を米国中部夏時間7月24日午後9時32分(日本時間7月25日午前11時32分)に噴射して軌道を離脱し、午後10時39分(同7月25日午後0時39分)にケネディ宇宙センターの長さ3マイル(約4.8km)の滑走路に着陸しました。この着陸は、ケネディ宇宙センターへの、スペースシャトルの55回目の着陸で13回目の夜間の着陸となりました。フロリダの天候は良好で、着陸機会を2回とも見送ることとなった、昨日のようなにわか雨は降りませんでした。 アトランティス号のクルーは木曜日にヒューストンに戻り、エリントン空港のハンガー990で、午後4時(同7月27日(金)午前6時)からおこなわれる歓迎式典に出席する予定です。 一方、国際宇宙ステーション(ISS)では、第2次長期滞在クルーのコマンダーであるユーリー・ウサチェフ、フライト・エンジニアのスーザン・ヘルムズとジム・ヴォスが、7月25日午前0時(同7月25日午後2時)前に起床し、元の忙しい日課に戻る予定です。クルーは2日間程、軽度の作業のみをして過ごしていました。モスクワのフライト・コントローラたちは、火曜日の午後(同水曜日午前)、サービスモジュール(ズヴェズダ)の後部に結合しているプログレス補給船のスラスタを利用する、4回目の噴射に成功しました。ISSの軌道を調節するために、合計5回の噴射が計画されています。この一連の軌道制御は、8月に予定されている次のプログレス補給船や、9月に予定しているロシアのドッキング・コンパートメントの到着の際に、ISSの軌道が最適になるよう計画されているものです。 ISSは良好な状態で平均高度240マイル(約386km)の軌道を周回しています。次のステータスレポートは8月1日、または何かイベントが発生したときに発行する予定です。
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