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飛行12日目(1) リンゼイとホーバーは、アトランティス号が大気圏への突入を開始してから使用する軌道姿勢制御用ジェット(RCS)のテスト噴射をおこないます。また、2人は大気圏の下層部到達後にアトランティス号を制御する、可動翼の点検もおこなう予定です。そして最後にアトランティス号の通信システムの点検をおこなうことにしています。 カバンディ、ガーンハート、ライリーは、ISSと結合しての8日間の作業で使用した装置の一部を収納します。また、国際宇宙ステーション(ISS)から地球に持ち帰る2,550ポンド(1,147kg)の装置の一部を収納します。アトランティス号はISSの前方約100マイル(約160km)付近を飛行中であり、90分で軌道を1周する間に、約9マイル(約14.5km)づつISSから遠ざかっています。 アトランティス号は米国中部夏時間7月23日(月)午後11時37分(日本時間7月24日(火)午後1時37分)に、フロリダ州ケネディ宇宙センターに帰還する予定です。また、次の周回でも着陸の機会があり、この場合は7月24日(火)午前1時13分(同7月24日(火)午後3時13分)に着陸します。着陸時の天候の見通しは好転してはいますが、それでも雲と降雨の可能性があるとされています。 本日の午後、ロシアのフライト・コントローラたちは、ISSのサービスモジュールの後部に結合しているプログレス補給船の噴射装置を2回噴射しました。この噴射とあと、今週中に3回のプログレスの噴射が予定されており、これによりISSの軌道傾斜角の調整をおこないます。この軌道の微調整は、8月に予定しているSTS-105ミッション(ディスカバリー号)や次のプログレス補給船の到着、及び、9月に打上げ予定のロシアのドッキング・コンパートメントの到着に準えて行われます。アトランティス号のクルーは7月22日(日)午後4時36分(同7月23日(月)午前6時36分に、エンヤ(Enya)の歌う「オリノコ河(Orinoco Flow)」の曲で起床しました。この曲はマイケル・ガーンハートに贈られたものです。アトランティス号は全システムが正常に作動しており、平均240マイル(約386km)の高度を周回しています。 次のステータスレポートは7月23日(月)午前6時(同7月23日(月)午後8時)頃、または何かイベントが発生したときに発行する予定です。
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