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飛行9日目(2) STS-104のコマンダーのスティーブン・リンゼイとパイロットのチャールズ・ホーバーとミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のマイケル・ガーンハート、ジャネット・カヴァンディ、ジェイムズ・ライリーは、第二次長期滞在クルーのコマンダーであるユーリー・ウサチェフとフライトエンジニアのスーザン・ヘルムズ、ジム・ヴォスと共に「クエスト」内から米国とロシアの記者達からの質問に答えました。 ヴォスは、夜間に行われた気密チェックでエアロックの装置ロックとクルーロックの間の部分で発見された微少な空気漏れの場所を突き止め、漏れを止めたと報告しました。クルーロックは、軌道上の組立作業者が真空の宇宙へ出るために使われる部屋であり、米国中部夏時間7月20日(金)午後11時9分(日本時間の7月 21日(土)午後1時9分)には、ここから外へ出る予定です。 フライトダイレクタのポール・ヒルとマーク・キラシッチは、7月20日(金)の午前1時(同7月20日(金)午後3時)頃クルーと交信し、最後の詳細な手順を繰り返し伝えた後、ISSのエアロックから初めて行われる船外活動のための全システムの準備ができており、シャトルとISSのフライトコントロールチームはゴーサインを出したという良いニュースを伝えました。 その後、クルー全員で、金曜日に予定されているガーンハートとライリーが実施する5時間の船外活動の計画をチェックしました。このミッションで行われる3回目の船外活動では、最後の窒素ガスタンクをエアロックに取り付けると共に、ISSの頂部にある太陽電池トラスに登り、太陽電池パドルを太陽方向に向けるための回転軸を点検する予定です。もし時間が許せば、彼らは、そのすぐ近くにあるFPP(Floating Potential Probe:浮動電位測定装置)も点検する予定です。FPPは、太陽電池パドルが高度240マイル(約386km)上空の希薄な原子状酸素の抵抗を受ける時に生成されるプラズマを測定するものです。 一方、ウサチェフは、ISS内のいくつかのロシアシステムの定期点検を行いました。また、ヴォスとヘルムズが金曜日の夜の船外活動に備えてISSのロボットアーム「カナダアーム2」を動かす準備を行うのを手伝いました。 クルー達は、大変忙しい週を終え、つかの間の休息を行った後、7月20日午前8時(同7月20日午後10時)には就寝する予定です。起床は、7月21日午後4時4分(同7月21日午前6時4分)の予定です。 次のステータスレポートは7月20日午後6時(同7月21日午前8時)頃、または何かイベントが発生したときに発行する予定です。
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