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NASAステータスレポート

飛行7日目(2)
STS-104 NASAステータスレポート#13
ジョンソン宇宙センター
2001年 7月 18日(水)午前 6時(米国中部夏時間)
2001年 7月 18日(水)午後 8時(日本時間)




本日は、6本の腕が再び国際宇宙ステーション(ISS)の外で協力して、新しいエアロックにガスを補給するタンクを取り付けました。船外活動は6時間29分におよび、この間に予定よりも前倒しとなるもう1基の酸素タンクの取り付け作業もおこないました。

6本の腕のうちの4本は船外活動クルーのマイケル・ガーンハートとジェイムズ・ライリーの腕であり、スペースシャトルのロボットアームとその兄弟であるISSのカナダアーム2の2本の腕も作業に参加しました。ISSのフライトエンジニアであるスーザン・ヘルムズとジム・ヴォスが、ISSのロボットアーム制御卓で作業し、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のジャネット・カヴァンディはアトランティス号のロボットアームを操作しました。

ISSのコマンドコントロール用の主系コンピュータに障害が発生したため再起動をする必要が生じ、船外活動は予定より多少遅れて7月17日午後10時4分(日本時間7月18日午後0時4分)に開始されました。ISSのロボットアームで高圧の酸素ガスタンクと窒素ガスタンクをアトランティス号の貨物室から持ち上げ新しいエアロックの外壁に取り付けるのですが、このコンピュータは、ISSのロボットアームを操作するのに必要なものです。このコンピュータは、午後8時(同7月18日午前10時)過ぎに復旧したので、ロボットアームは午後9時(同7月18日午前11時)までには動作を開始することができました。

ガーンハートとライリーは、アトランティス号とISS内の6人の仲間の支援を受けながら、最初の2基の犬小屋の形をしたガスタンクを、特に困難もなく所定の位置に取り付けました。スペースシャトルとISSのフライトダイレクタのポール・ヒルとマーク・キラッシは、7月18日午前1時41分(同7月18日午後3時41分)に、予定より前倒しで3番目のタンクを取り付けることを決断しました。

第2回目の船外活動は、7月18日午前4時33分(同7月18日午後6時33分)に終了しました。この船外活動はスペースシャトル計画史上66回目、ISSの組み立てのものとしては23回目となります。STS-104で実施された船外活動の合計時間は12時間28分になりました。

この飛行で予定されている第3回目で最後の船外活動は、現在金曜日(同土曜日)に実施されることになっていますが、ミッションが1日延長されたため、余裕をもって準備することができるようになりました。ミッションマネージャーたちは、新しいエアロックを初めて使用するための準備にクルーが十分な時間をとることができるようにするため、ドッキングの期間を1日延長することを火曜日に決断しました。

新しいエアロックをISSの中温温度ループに接続する際に若干の水漏れが発生したため、作業の進捗は約半日遅れています。クルーは7月18日午後4時4分(同7月19日午前6時4分)に起床し、モジュール間換気(IMV)装置内の空気漏れが生じているバルブの不具合原因の究明を再開する予定です。

船内で船外活動の指揮をとっていたSTS-104のコマンダーのスティーブン・リンゼイとパイロットのチャールズ・ホーバーは、船外活動が終了したところで、ISSの軌道高度を上昇させるための、1時間におよぶジェットの自動噴射作業を開始しました。

次のステータスレポートは7月18日午後6時(同7月19日午前8時)頃、または何かイベントが発生したときに発行する予定です。



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts104/STS-104-13.html
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最終更新日:2001年 7月 19日

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