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NASAステータスレポート

飛行5日目(2)
STS-104 NASAステータスレポート#9
ジョンソン宇宙センター
2001年 7月 16日(月)午前 6時(米国中部夏時間)
2001年 7月 16日(月)午後 8時(日本時間)

 

本日は、国際宇宙ステーション(ISS)に新しく取り付けられたエアロックへ、第2次長期滞在クルーとアトランティス号のクルーが様々な装備の取り付け作業を行いました。このエアロックは「クエスト」と名付けられ、今週後半に初めて使用される予定です。

冷却水の配管から漏れた約0.5リットルの水を拭き取り、その水漏れの原因となっていた空気の泡を取り除いた後、両クルーは「クエスト」をISSの環境制御システムに接続するためのバルブと、「クエスト」の各システムを制御するコンピュータを取り付けました。また、将来スペースシャトルから酸素と窒素を補給するために使用する配管のテストを行い、さらにエアロックの結合機構からボルトを締め付ける装置を取り外しました。エアロックはISSにしっかりと取り付けられているのでこの装置は不要となっています。

冷却水の配管を作動させるために予定外の時間を費やしたので、スケジュールが約1時間遅れとなりました。エアロック内に装備されている船外活動用の装備の点検が予定されていたのですが、この遅れのために別の日に延期されました。ISSコマンダーのユーリー・ウサチェフ、フライト・エンジニアのジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズは、エアロックの音声通信システムをテストし、エアロック内及び、2着の米国の宇宙服から初めて地上と交信しました。

STS-104コマンダーのスティーブン・リンゼイとパイロットのチャールズ・ホーバーは、日曜日の夜(日本時間月曜日の午前)アトランティス号のエンジンを1時間噴射して、ISSの遠地点と近地点の高度を各238マイルと235マイル(約383kmと378km)へと上昇させました。ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のマイケル・ガーンハートとジャネット・カバンディ、それにジェームズ・ライリーは、アトランティス号とISS間で補給品や装置の運搬などもおこないました。

ガーンハートとライリーは第2回目の船外活動の準備をしました。この船外活動は火曜日(水曜日の午前中)に実施する予定ですが、このときは最初の高圧ガスタンク1セット(酸素タンクと窒素タンク各1基づつ)を、エアロックの外壁に取り付けます。第3回目の船外活動は木曜日の夜(同金曜日の午前中)に予定されていますが、このときガーンハートとライリーは新しく取り付けたエアロックを初めて使用する予定です。

ISSとアトランティス号の両クルーは7月16日午前8時4分(同7月16日午後10時4分)に就寝し、午後4時4分(同7月17日午前6時4分)に起床する予定です。

次のステータスレポートは7月16日午後6時(同7月17日午前8時)頃、または何かイベントがあったときに発行する予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts104/STS-104-09.html
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最終更新日:2001年 7月17日

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