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NASAステータスレポート

飛行5日目(1)
STS-104 NASAステータスレポート#8
ジョンソン宇宙センター
2001年 7月 15日(日)午後 6時(米国中部夏時間)
2001年 7月 16日(月)午前 8時(日本時間)



アトランティス号の5人のクルーは、宇宙での5日目を国際宇宙ステーション(ISS)第2次長期滞在クルーと供に、ISSに取り付けたばかりのエアロックの起動作業を引き続き行なって過ごす予定です。

本日は、今後のスペースシャトルミッションの際に酸素や窒素の高圧ガスタンクにガスを補充するための酸素と窒素配管の試験を行ったり、エアロック「クエスト」の船外活動用機器の試験を行ったり、また、「クエスト」をISSの環境制御システムと接続するバルブを取り付けるといった作業を行う予定です。さらに、「クエスト」のシステムを点検したり起動したりするほか、クルーはエアロックを取り付けた結合機構からモータコントローラを取り外します。エアロックはすでにしっかりとISSに取り付けられているので、モータコントローラは不要となっています。

アトランティス号のクルーは米国中部夏時間7月15日午後4時4分(日本時間7月16日午前6時4分)に、ミッションコントロールセンターからのウェイクアップコール(目覚めの曲)で起床しました。この曲はボブ・マーレイ(Bob Marley)の「泣かない女はいない」(No Woman No Cry)で、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のマイケル・ガーンハートに贈られたものです。ISSではコマンダーのユーリー・ウサチェフとフライト・エンジニアのジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズが午後5時4分(同7月16日午前7時4分)に起床しました。

日曜日の早朝にエアロックがISSに取り付けられ、最初に実施すべき点検作業が完了すると、アトランティス号とISSのクルーは、エアロックの取り付けを祝って「リボンカット」を行ないました。ISSコマンダーのユーリー・ウサチェフとアトランティス号のコマンダーのスティーブン・リンゼイが、「クエスト」のクルーロックの入り口に張ってあった白いリボンをカットしました。リンゼイとウサチェフはそれぞれリボンに書かれた「クエスト」という文字の片側に切れ込みを入れて、「クエスト」の命名を行いました。この日の夜の「クエスト」の点検作業は、木曜日の夜に予定している第3回目の船外活動の準備をすることにもなります。この船外活動では、2基の高圧ガスタンクを「クエスト」に取り付ける作業を行いますが、これは新しいエアロックを使う初めての船外活動となります。

バッテリの液漏れを起こしていた宇宙服をアトランティス号で持ち帰ることが、昨日決まりました。液漏れを起こしたバッテリが宇宙服の一部を傷めたのではないかと懸念されたため、持ち帰って点検しクリーニングすることになったものです。最初の計画では、この宇宙服はISSに残しておき、後日使用することになっていました。

アトランティス号とISSのシステムは全て正常に稼働しています。今夜8時(同7月16日午前10時)過ぎにアトランティス号のエンジンを使用して、ISSの高度を上昇させる1時間のリブーストを実施する予定です。

次のステータスレポートは7月16日午前6時(同7月16日午後8時)ころ、または何かイベントが発生したときに発行する予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts104/STS-104-08.html
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最終更新日:2001年 7月16日

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