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NASAステータスレポート

飛行4日目(2)
STS-104 NASAステータスレポート#7
ジョンソン宇宙センター
2001年 7月 15日(日)午前 6時00分(米国中部夏時間)
2001年 7月 15日(日)午後 8時00分(日本時間)

 

日曜日の早朝、国際宇宙ステーション(ISS)は、スペースシャトルがISSにドッキングしていないときでも船外作業(EVA)をできるようにする新しいエアロックを受け取りました。「クエスト」と名付けられたこのエアロックは、ロシアとアメリカの宇宙服のどちらでも使うことができます。ISSはこのエアロックの取り付けにより、重量が約130トンになりました。

ISSの第2次長期滞在クルーのスーザン・ヘルムズは、ISSのカナダアーム2を使って、米国中部夏時間7月15日午前0時10分(日本時間7月15日午後2時10分)にアトランティス号の貨物室からエアロックを持ち上げました。そして、計画されていたとおりに、ゆっくりと慎重にロボットアームを動かして、エアロックをISSのユニティ・モジュールの結合場所まで移動しました。

EVA作業者である、マイケル・ガーンハートとジェームズ・ライリーは、この結合状況をそれぞれ上と下から眺めながら、ヘルムズに移動の指示を行いました。エアロックはISSに午前2時40分(同午後4時40分)に結合しました。ガーンハートはその後、「クエスト」を保温するためにISSから新しいエアロックに配線を接続しました。一方、ライリーは、火曜日に予定されている2回目のEVAに備えて足場(フット・レストレイント)を設置しました。

シャトルの船室内からアトランティス号のパイロットであるチャールズ・ホーバーの支援を受けながら、EVAは、7月14日午後10時10分(同7月15日午後0時10分)に開始されました。この時、シャトルとISSはニュージーランドの東側の南太平洋上空、高度237マイル(約381km)を飛行していました。貨物室に出た後、ガーンハートは、エアロックの結合機構から"シャワーキャップ"と呼ばれている断熱カバーを取り外しました。また、結合機構の気密シール面からも保護カバーを外しました。ライリーは、重量6.5トンのエアロックに4個の高圧ガスタンク(HPGT)(2個の酸素タンクと2個の窒素タンク)を取り付けるための結合用のバーを取り付けました。このエアロックへのHPGTの取り付けは、2回目と3回目のEVAで行われる予定です。このミッションの3回目(最後の)EVAは、この新しく取り付けたエアロックから行われる予定です。

エアロックが確実に取り付けられ、ヒータ電力を供給するための配線がエアロックに取り付けられて、フライトコントローラー達がエアロックのヒータが正常に機能していることを確認した後、ガーンハートとライリーは、シャトルのエアロックに戻りました。

アトランティス号のエアロックを加圧して、公式にEVAが終了した時刻は、7月15日午前4時09分(同7月15日午後6時09分)でした。EVA作業時間は5時間59分でした。

この後、第2次長期滞在クルーのユーリー・ウサチェフ、ジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズは、エアロックへ向かうためのISS側のハッチを開け、ISSと「クエスト」の間にある狭い隙間に入って、艤装作業を開始しました。

次のステータスレポートは7月15日午後6時(同7月16日午後8時)頃または、何かイベントが発生した場合に発行する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts104/STS-104-07.html
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最終更新日:2001年 7月16日

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