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NASAステータスレポート

飛行3日目(2)
STS-104 NASAステータスレポート#5
ジョンソン宇宙センター
2001年 7月 14日(土)午前6時(米国中部夏時間)
2001年 7月 14日(土)午後8時(日本時間)



アトランティス号のコマンダーであるスティーブン・リンゼイは、金曜日の遅くに、南アメリカ北東部沿岸の240マイル(386km)上空で、スペースシャトルを国際宇宙ステーション(ISS)に円滑にドッキングさせました。両宇宙機が時速約17,500mで飛行する中、リンゼイは、シャトルを1秒間に1/10フィート(3cm)の速度でISSに接近させました。ドッキングは、米国中部夏時間7月 13日午後10時08分(日本時間7月 14日午後 0時08分)に完了しました。

アトランティス号は、ISSに新しいエアロックを運んできました。これにより、ISSのクルーは、ロシアまたは米国の宇宙服を使って、ISSから船外活動を行なうことが可能になります。

アトランティス号のクルーである、スティーブン・リンゼイ、パイロットのチャールズ・ホーバー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のマイケル・ガーンハート、ジャネット・カバンディ、ジェームズ・ライリーと、第2次長期滞在クルーである、ユーリー・ウサチェフ、ジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズらを隔てていたハッチは、この日深夜に開けられました。第2次長期滞在クルーであるウサチェフから安全に関する説明が行なわれた後、両クルーは、このミッション期間中3回行なわれる船外活動のうちの1回目の作業に備えて、1時間ほど手順の確認作業を開始しました。

ガーンハートとライリーによる船外活動は、7月 14日(土)午後9時10分(日本時間7月 15日午前11時10分)に開始され、作業は7時間以上におよぶ予定です。この船外活動の目的は、「クエスト」と名づけられたエアロックを取付けることです。また、ガーンハートとライリーによる、この後の2回の船外活動では、エアロックに高圧の酸素タンクと窒素タンクを取付ける予定です。

船外活動についての打ち合わせの後、エアロックをシャトルの貨物室から取り外し、ISSに取付ける作業の準備として、ISSとシャトルの両方のロボットアームによる予行演習が行なわれました。ヘルムズは、ISSの58フィート(17.7m)におよぶロボットアーム(カナダアーム2)を操作して、新しいエアロックを、ISSのユニティモジュールの右舷ドッキングポートに取付けるための予行演習を行ないました。また、アトランティス号のカバンディは、シャトルのロボットアームを起動して、船外活動時の予行演習を行ないました。

土曜日の早朝、ガーンハートとライリーは、自分たちの使う宇宙服のバッテリーを点検しましたが、金曜日に予備用の宇宙服に発見されたような、水酸化カリウムの漏れはありませんでした。この漏れを起こしたバッテリーは交換され、宇宙服はきれいにふき取られています。マネージャー達は、これらの状況を調査している間、予定されていた宇宙服のISSへの移動作業を一時的に延期することを決定しました。

アトランティス号とISS間のハッチは、7月 14日午前4時45分(日本時間7月 14日午後6時45分)に閉じられました。また、第1回目の船外活動に備え、シャトル内部の圧力は10.2psi(約0.7気圧)に減圧されました。

次のステータスレポートは7月14日午後6時(同7月15日午前8時)頃または、何かイベントが発生した場合に発行する予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts104/STS-104-05.html
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最終更新日:2001年 7月16日

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