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STS-92 NASAステータスレポート#28 ディスカバリー号は着地が米国中部夏時間10月24日午後4時(日本時間10月25日午前6時)、停止が午後4時1分(同午前6時1分)で、総飛行時間は12日と21時間43分でした。 ディスカバリー号はインド洋上空、マダガスカル島の北側でケニアの東側上空付近を飛行中の午後2時52分(同10月25日午前4時52分)に軌道制御システム(Orbital Maneuvering System:OMS)のエンジンにより軌道離脱噴射を行いました。そして、南太平洋上空約78マイル(約125km)、南回帰線の南側でオーストラリアの東側を飛行中に大気圏に再突入しました。さらに、ハワイの南方を通過、カリフォルニア沿岸、ロサンジェルス上空を経て着陸地点に向いました。ディスカバリー号はエドワーズ空軍基地に着陸した時点で530万マイル(約850万km)以上飛行したことになります。 船長のブライアン・ダフィー、パイロットのパメラ・メルロイ、ミッションスペシャリストのリロイ・チャオ、ビル・マッカーサー、それにNASDAの若田光一宇宙飛行士は、ISSに結合した状態で6日と21時間23分過ごしました。クルー達は11月早々の第1次長期滞在クルーの到着に備えて実施した作業の結果、より大きく、より完成に近づいたISSを後にしました。今回のミッションでは、2つの大きな機器を結合させ、ISSの重量は約10トン増えて合計約80トンになりました。 ミッションスペシャリストのチャオとマッカーサー、ワイゾフとロペズ-アレグリアの各ペアは2回ずつ計4回、合計27時間19分の船外活動を行い、さらに全員で27時間4分の船内作業を行いました。この作業で新たなISS構成要素の結合を終え、第1次長期滞在クルーが使用する機器と補給品の運搬を行いました。 ディスカバリー号のクルー達は今夜はエドワーズ空軍基地で過ごす予定です。そして翌10月25日にヒューストンに戻り、エリントン空港のハンガー990で午後1時30分(同10月26日午前3時30分)頃に開催されるクルー帰還式典(return ceremony)に出席する予定です。
出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts92/STS-92-28.html | |||||
最終更新日:2000年 10月 25日 | |||||