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NASAステータスレポート

STS-92 NASAステータスレポート#26
ジョンソン宇宙センター
2000年10月23日(月)午後5時30分(米国中部夏時間)
2000年10月24日(火)午前7時30分(日本時間)

ディスカバリー号のクルーは、カリフォルニアの着陸地点であるエドワーズ空軍基地付近の雨のために、2回あった着陸機会を2回とも見送り、軌道上でもう1日過すことになりました。ケネディ宇宙センターに着陸する機会も2回ありましたが、強風のため着陸時の気象条件が満たされず、着陸は断念されていました。

エドワーズ空軍基地周辺の雲の観測状況と、付近を実際に飛行し天候状況を観測・確認した宇宙飛行士のケント・ロミンジャーからの報告を受け、帰還時のフライトディレクターであるリロイ・ケインは米国中部夏時間10月23日午後3時30分(日本時間10月24日午前5時30分)に、最初の着陸機会を見送ることを決定しました。最初の着陸は、午後4時58分(同10月24日午前6時58分)の予定でした。エドワーズ空軍基地への2回目の着陸機会は、午後6時35分(同10月24日午前8時35分)に着陸の予定でしたが、午後4時27分(同10月24日6時27分)に見送りが決定されました。

着陸のための気象条件は、滑走路の30マイル(約48km)以内に降雨が観測されていないことです。しかし、着陸予定時にはにわか雨が基準の地域の境界付近に観測されており、気象予報官は気象条件は好転しないと予報していました。

明日は、ディスカバリー号がケネディ宇宙センターへ着陸できる機会は2回ありますが、気象条件は着陸基準を満たさないだろうと予報されています。地上関係者は、10月24日午後12時52分(同10月25日午前2時52分)の最初の着陸機会での着陸は断念しましたが、午後2時28分(同10月25日午前4時28分)の2回目の着陸機会はオプションのひとつとして検討しています。エドワーズ空軍基地の気象条件は着陸基準を満たすものと予報されています。エドワーズでの最初の着陸機会は、軌道制御システム(Orbital Maneuvering System:OMS)の軌道離脱のための噴射が午後2時54分(同10月25日午前4時54分)で、着陸は午後3時59分(同10月25日午前5時59分)の予定です。2回目の着陸機会は、軌道離脱噴射が午後4時31分(同10月25日午前6時31分)で、着陸が午後5時35分(同10月25日午前7時35分)の予定です。

本日の着陸延期決定後、クルーは2日連続しての帰還準備の取り消し作業(deorbit backout)を行いました。一方、ヒューストンにいるフライトコントローラは、今夜から火曜日の朝にかけて、再び再突入の計画立案作業を行う予定です。

ディスカバリー号のクルーは、午後9時(同10月24日午前11時)過ぎに就寝し、明日午前5時17分(同10月25日7時17分)に起床して、再び帰還のための準備に取りかかる予定です。

この次のステータスレポートは10月24日(火)午前6時(同10月24日(木)午後8時)に発行する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts92/STS-92-26.html
 

最終更新日:2000年 10月 24日

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