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NASAステータスレポート

STS-92 NASAステータスレポート#25
ジョンソン宇宙センター

2000年10月23日(月)午前6時(米国中部夏時間)
2000年10月23日(月)午後8時(日本時間)

宇宙で予定よりも1日長く過したスペースシャトルスシャトルディスカバリー号とSTS-92の7人のクルーは、天候が許せば本日地球に帰還する予定です。着陸の機会は、主たる着陸予定地点であるフロリダ州のケネディ宇宙センターと、代替着陸地点であるカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地の双方にあります。

フロリダの天候は、昨日強風のために着陸を見送ったときと状況がよく似ています。しかも、今後24時間の天候は悪化が予想され、シャトル着陸施設付近では低い雲とにわか雨の心配もあります。カリフォルニアのエドワーズ空軍基地の周辺は雲に覆われ降雨の心配はありますが、明日の天候は概ね回復に向っています。

帰還時はエントリー・フライトディレクターのリロイ・ケイン氏と、氏の率いるフライトコントローラのチームが飛行管制を担当する予定ですが、ディスカバリー号を帰還させる機会は、双方の着陸地点に2回ずつ、計4回あります。最初の着陸の機会は185周回目でケネディ宇宙センターへ着陸するもので、このときは軌道離脱噴射が米国中部夏時間10月23日午後12時43分(日本時間10月24日午前2時43分)で、着陸は午後1時51分(同10月24日午前3時51分)の予定です。フロリダへ着陸する2番目の機会では、軌道離脱噴射が午後2時21分(同10月24日午前4時21分)で、着陸は午後3時28分(同10月24日午前5時28分)の予定です。ケネディ宇宙センターへの2回目の着陸機会とエドワーズ空軍基地への最初の着陸機会は同じ周回にあり、6分間の時間差があります。

ケネディ宇宙センターへ着陸する2回目の機会が採用された場合、ディスカバリー号は、高速で大気圏に突入する頃メキシコ湾岸に沿って飛行するため、ヒューストン近郊の居住者には、ディスカバりー号が光(プラズマによる発光)の尾を引くのが見えたり、高速で上空を通過する時に生じるソニックブーム(超音速の飛行体が大気中を飛行するときに生じる衝撃波が地上に達して発する轟音)が聞こえたりするでしょう。ヒューストンの上空通過は、午後3時10分~午後3時16分(同10月24日午前5時10分~午前5時16分)の予定です。

本日の全ての着陸機会に対するディスカバリー号の飛行経路は、NASAのWebサイトである
「human space flight ( http://spaceflight.nasa.gov/realdata/groundtracs/index.html)」
で見ることができます。

本日エドワーズ空軍基地へ着陸する最初の機会は、軌道離脱噴射が186周回目の午後2時15分(同10月24日午前4時15分)で、着陸は午後3時23分(同10月24日午前5時23分)の予定です。エドワーズ空軍基地へ着陸する2回目の機会は、軌道離脱噴射が午後3時51分(同10月24日午前5時51分)で、着陸は午後4時58分(同10月24日午前6時58分)の予定です。

本日着陸すれば、ディスカバリー号のクルーは、ヒューストンのエリントン空港に戻り、火曜日午後1時(同10月25日水曜日午前3時)頃に歓迎式典(welcome home ceremony)に臨む予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts92/STS-92-25.html
 

最終更新日:2000年 10月23 日

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