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NASAステータスレポート

STS-92 NASAステータスレポート#21
ジョンソン宇宙センター

2000年10月21日(土)午後6時(米国中部夏時間)
2000年10月22日(日)午前8時(日本時間)

ディスカバリー号の7人の宇宙飛行士たちは、着陸に向けて降下を開始する際に機体を適切な方向に向ける軌道姿勢制御システム(RCS)をテストしました。米国フロリダ州ケネディ宇宙センターへの着陸は米国中部夏時間10月22日日曜日午後1時14分(日本時間10月23日月曜日午前3時14分)に予定されています。また大気圏内で機体を航空機のように制御するために使用する可動翼のテストも行いました。

STS-92ミッションの船長ブライアン・ダフィー、パイロットのパメラ・アン・メルロイ、ミッションスペシャリストのリロイ・チャオ、ビル・マッカーサー、マイケル・ロペズ-アレグリア、ジェフ・ワイゾフ、そして若田宇宙飛行士は、今日1日をかけて軌道上の宇宙船を帰還用の航空機に切替えるための作業を行ないました。軌道上で丸1日を過せるのは今日が最後になりましたがが、宇宙飛行士たちはテストや片づけの手を休めて共同記者会見に臨みました。会見は土曜日の午後(日本時間10月22日の早朝)まずジョンソン宇宙センターとケネディ宇宙センターの米国の報道関係者と25分間、続いてジョンソン宇宙センターの日本の報道関係者と20分間行われました。

クルーはまた、午後9時17分(同10月22日午前11時17分)に8時間の睡眠に入る前に、つかの間の自由時間を過しました。

ディスカバリー号は、明日はケネディ宇宙センターの長さ3マイル(4.8km)の滑走路に着陸する機会が2回あります。最初の機会は、169周回目、10月22日午後12時7分(同10月23日午前2時7分)に軌道離脱のための噴射を行い、10月22日午後1時14分(同10月23日午前3時14分)に着陸します。ディスカバリー号は、北東に向って東部太平洋を通過してニカラグアとホンジュラスを横切り、キューバ西部上空を通過して、フロリダ半島に達し、着陸地(ケネディ宇宙センター)に到着します。

二番目の機会は、次の周回になります。10月22日午後1時43分(同10月23日午前3時43分)に軌道離脱のための噴射を行い、10月22日午後2時50分(同10月23日午前4時50分)に着陸します。ディスカバリー号は、メキシコの太平洋岸を横切り、ユカタン半島の北西端を通過して、メキシコ湾西部とフロリダを横切って、ケネディ宇宙センターに到着します。

天気予報の担当者は、ケープカナベラル周辺の日曜日(同10月23日月曜日早朝)の天候を念入りに予測しています。現在のところ着陸予定の15番滑走路に強い横風が吹く可能性があることが懸念されています。

金曜日の朝(同10月20日金曜日夜)にドッキング状態を解除したISSと同様、ディスカバリー号の状態は正常です。ディスカバリー号は、ISSの160マイル(257km)前方を飛行しており、90分の周回毎に6マイル(9.7km)ずつISSから遠ざかっています。

この次のステータスレポートは10月22日(日)午前6時(日本時間10月22日午後8時)に発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts92/STS-92-21.html

 

最終更新日:2000年 10月22 日

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