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NASAステータスレポート

STS-92 NASAステータスレポート#19
ジョンソン宇宙センター

2000年10月20日(金)午後6時(米国中部夏時間)
2000年10月21日(土)午前8時(日本時間)

ディスカバリー号の宇宙飛行士は金曜日(日本時間土曜日早朝)、6日と21時間23分にわたり国際宇宙ステーション(ISS)と結合していたディスカバリー号をISSから切離しました。この間宇宙飛行士たちは2つの重要な構成要素をISSに取り付けたり、4日間連続して船外活動を行い、将来軌道上実験室として使われるISSの基礎となる部品の取付けなどの作業を行いました。

ディスカバリー号のアンドッキング(スペースシャトルのISSからの切離し作業)は米国中部夏時間10月20時午前10時8分(日本時間10月21日午前0時8分)に、ブラジルの首都ブラジリアの北東上空を飛行中に実施されました。ディスカバリー号は、まずシャトルのドッキングシステムのバネの力でISSを押し出すような形で切り離され、続いてパイロットのパメラ・アン・メルロイがディスカバリー号の軌道姿勢制御システム(RCS)のスラスタを噴射して、シャトルをゆっくりとISSから後退させて行きました。このときISSの姿勢は地表に対し平行で、側面が進行方向を向いており、ディスカバリー号は機首を下に向け、右の翼をISSの進行方向に向けていました。ディスカバリー号はISSから離れた後、ISSの下側に回り込みました。

ISSから離れていくための最終的な噴射は、ISSからの切離しの約45分後に実施されました。これによりディスカバリー号はISSより低い軌道に入り、ISSから遠ざかって行きました。11月初旬に到着する第1次長期滞在クルーのためにディスカバリー号のクルーが実施した準備作業により、ISSはより大きくなり、完成に一歩近づくことができました。ISSの重量は今回のミッションで10トン増え、現在は約80トンとなっています。合計27時間19分におよんだ4回の船外活動に加え、宇宙飛行士たちは27時間4分船内で作業を行いました。これにより新しい構成要素のケーブル接続等や、第1次長期滞在クルーの長期滞在に必要な装置や補給品を搬入することができました。

5回にわたるISS組立てミッションで、シャトルは合計33日と4時間44分間ISSに結合していたことになります。この間、クルーは20日と8時間26分の船内活動と、2日と21時間34分にわたる10回の船外活動を実施したことになります。

ISSからの切離しが終った後、コマンダーのブライアン・ダフィー、パイロットのパメラ・アン・メルロイ、ミッションスペシャリストのリロイ・チャオ、ウイリアム・マッカーサー、マイケル・ロペズ-アレグリア、ジェフ・ワイゾフと若田宇宙飛行士は半日の休暇を過しました。宇宙飛行士たちは10月20日午後9時17分(同10月21日午前11時17分)に就寝し、10月21日午前5時17分(同10月21日午後7時17分)に起床して、日曜日の午後(日本時間月曜日の早朝)のケネディ宇宙センターへの帰還の準備をする予定です。

この次のステータスレポートは10月21日午前6時(同10月21日午後8時)頃に発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts92/STS-92-19.html

 

最終更新日:2000年 10月 21日

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