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NASAステータスレポート

STS-92 NASAステータスレポート#18
ジョンソン宇宙センター

2000年10月20日(金)午前6時(米国中部夏時間)
2000年10月20日(金)午後8時(日本時間)

STS-92の船長であるブライアン・ダフィーとクルーは、米国中部夏時間10月20日午前5時18分(日本時間10月20日午後7時18分)に起床しました。そしてすぐに、今日予定されているシャトルのISSからの切離しを行うための準備に取りかかる予定です。ディスカバリー号のクルーは、今回のミッションで2つの重要な構成要素をISSに運びました。それは、11月下旬にSTS-97ミッションで到着する巨大な太陽電池パネルを支えるZ1トラスと、同ミッションでドッキング場所として使用される予定のドッキングポート(PMA-3)の2つです。

昨日のISS船内でのクルーの作業は予定よりも時間がかかったので、シャトルのISSからの切離しは当初の計画より軌道1周回分遅れ、現在の計画では、同10月20日午前10時9分(同10月21日午前0時9分)の予定となりました。ディスカバリー号がISSから切り離されるときには、最初に、ディスカバリー号のドッキング機構にある大きなバネによってISSから少し離れます。その後、パイロットのパメラ・アン・メルロイが、ディスカバリー号の姿勢制御用スラスタを使用して、シャトルをISSからゆっくりと引き離す予定です。これまでのフライトと異なり、ISSに結合していたシャトルを切り離した後のフライアラウンド(ISSの周囲を飛行し外観を観察すること)は実施しない予定です。一旦シャトルがISSから数百フィート(100m程度)離れたら、ディスカバリー号とクルーを地球に帰還させるために、最終的な引離しのための噴射を実施する予定です。

シャトルをISSから切り離して引離した後、船長のダフィーとパイロットのメルロイ、並びにミッションスペシャリストのリロイ・チャオ、ビル・マッカーサー、マイケル・ロペズ・アレグリア、ジェフ・ワイゾフ、および若田宇宙飛行士らは、1週間にわたるISSと結合した状態での作業を終え、半日の休暇をとる予定です。この1週間の結合中に、ISSの外側では、4回の船外活動が実施され、また、ISSの船内では、補給品を搬入したり、装置の確認試験(チェックアウト)が実施されました。

STS-92のクルーは、CNN、Spaceflightnow.Com、およびCBS Radioの3つのメディアから、同10月20日午前11時42分(同10月21日午前1時42分)にインタビューを受ける予定です。また、船長のダフィーと、パイロットのメルロイは、ロチェスターにある3つのニューヨークのテレビ局からのインタビューを受ける予定です。それは、同10月20日午後1時12分(同10月21日午前3時12分)に始まる予定です。

STS-92のクルーは、同10月20日午後9時17分(同10月21日午前11時17分)に8時間の睡眠に入り、土曜日の朝、同10月21日午前5時17分(同10月21日午後7時17分)に起床する予定です。それから、日曜日午後早くに予定されているケネディ宇宙センターへの帰還のために、最後の準備作業を開始する予定です。

ディスカバリー号とISSは結合した状態で、247から232マイル(397kmから373km)の高度を90分で周回しており、全てのシステムは正常に作動しています。

この次のステータスレポートは、同10月20日午後6時(同10月21日午前8時)に発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts92/STS-92-18.html

 

最終更新日:2000年 10月 20日

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