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NASAステータスレポート

STS-92 NASAステータスレポート#16
ジョンソン宇宙センター

2000年10月19日(木)午前05時30分(米国中部夏時間)
2000年10月19日(金)午後07時30分(日本時間)

国際宇宙ステーション(ISS)の外側で行われた軌道上の4日間の組立て作業に引続いて、本日、ディスカバリー号のクルーたちは、ユニティとザーリャの中で作業を行う予定です。その作業では、新しいZ1トラスの最終的な配線接続を完了し、さらに来月初めに到着が予定されている最初の滞在クルーが使用する機器を搬入する予定です。

ISSの船内では、パイロットのパメラ・アン・メルロイとミッションスペシャリストのピーター・ジェフ・ワイゾフが、船内の環境を測定し、細菌の増殖状態を調べるために、ザーリャ内のいろいろな機器の表面からサンプルを収集する予定です。また、メルロイとワイゾフは、細菌の増殖を防止するために、機器の表面や保管バックを点検し、殺菌剤で丁寧にふき取る予定です。さらに、メルロイとワイゾフは、2人がかりで作業を行い、Z1与圧ドームの最終的な配線接続と艤装を完了する予定です。これによって、外部に取付けられたZ1トラスの構造とユニティとの間のケーブルが接続されることになります。

ミッションスペシャリストのウイリアム・ビル・マッカーサーとリロイ・チャオの2人は、コントロール・モーメント・ジャイロ(CMG)(Z1トラスに組込まれた姿勢制御システム)を点検する予定です。点検作業では、ラップトップコンピュータをローカル電力バスに接続して、ヒーターを入れる指令を出す予定です。このヒーターは、来年早々にデスティニー実験棟が到着して、CMGが起動されるまで、CMGを暖めておくためのものです。

宇宙開発事業団の若田宇宙飛行士は再びロボットアームを起動し、カメラでISSの外観点検を行う予定です。

7人のクルー全員でディスカバリー号からユニティおよびザーリャに機器を搬入する予定です。ISSに運び込まれるものには、コンピュータ機器、機材、ステーション上での生活を記録するIMAXカメラなどがあります。一方、ディスカバリー号は、蛋白質結晶成長実験装置などの様々な試料を地球に持ち帰る予定です。この蛋白質結晶成長実験装置は、STS-106のクルーによって9月初旬にISSに置かれたもので、ISSで初めて実施された微小重力実験となりました。

ISSを離れて、地球に帰還するため、本日遅くには、ブライアン・ダフィー船長がザーリャとユニティ間のハッチを閉める作業を開始する予定です。ディスカバリー号とISS間の最後のハッチの閉鎖は、米国中部夏時間10月19日午後4時30分(日本時間10月20日午前6時30分)の少し前に行われる予定です。ディスカバリー号はISSから同10月20日午前8時40分(同10月20日午後10時40分)にドッキングを解除する予定です。

船長のブライアン・ダフィー、パイロットのパメラ・アン・メルロイ、そして宇宙飛行士のリロイ・チャオとウイリアム・マッカーサーは、今朝の作業の合間に、Space.Com、ABC Radio Network、そしてKNX Radioに対して今回のミッションについて話をする予定です。一連のインタビューは、同10月19日午前11時57分(同10月20日午前1時57分)から始まる予定です。

この次のステータスレポートは10月19日午後7時(日本時間10月20日午前9時)に発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts92/STS-92-16.html
 

最終更新日:2000年 10月 19日

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