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NASAステータスレポート

STS-92 NASAステータスレポート#13
ジョンソン宇宙センター

2000年10月17日(火)午後7時30分(米国中部夏時間)
2000年10月18日(水)午前9時30分(日本時間)

ミッションスペシャリストのリロイ・チャオとウイリアム・マッカーサーは、本日米国中部夏時間10月17日(火)午後4時18分(日本時間10月18日(水)午前6時18分)に、3回目の船外活動を無事完了しました。この船外活動で2セットの直流変換器(DDCU)をZ1トラスの上に取付けるなどの作業を行いました。この重量各129ポンド(約58kg)のDDCUは、次のシャトルミッションで取付けられる予定の大型太陽電池パドルで発電した電気を、適切な電圧に変換します。

本日の船外活動は10月17日午前9時30分(同10月17日午後11時30分)に開始され、10月17日午後4時18分(同10月18日午前6時18分)に、ほぼ予定どおりに終了しました。本日の船外活動の時間は6時間48分でした。これで今回のディスカバリー号のミッションでの3回の船外活動の合計時間は20時間23分となり、ISS組立作業の船外活動の合計時間は62時間38分となりました。第4回目の船外活動は10月18日水曜(同10月18日夜)に予定されています。この船外活動でも本日同様、Z1トラスに太陽電池パドルを取付けるための準備作業を行う予定です。

チャオとマッカーサーはロボットアームに乗ってISSの周囲を移動しました。本日は若田、マイケル・ロペズ-アレグリア両宇宙飛行士がロボットアームの操縦を交替して実施し、前半はロペズ-アレグリアが担当しました。

船外活動クルーはZ1トラスと、新たに結合したドッキングポートPMA-3の電気ケーブルを接続しました。この作業では来月のエンデバー号(STS-97)のクルー到着に備え、与圧結合アダプター(PMA)-2からPMA-3に送電するケーブルを接続し、配線を変更しました。また、2つ目の船外活動工具箱をZ1トラスに取付けました。これは、今後の組立フライトに必要な工具と支援機器を保管するためのものです。マッカーサーは、ユニティに取付けられていた工具と支援機器をこの工具箱に保管しました。これらの工具は、STS-96ミッションでの宇宙飛行士タミー・ジャーニガンとダン・バリーが1999年5月に行った船外活動でユニティの外部に取付けておいたものです。

本日の船外活動の後、ディスカバリー号の船長のブライアン・ダフィーとパイロットのパメラ・アン・メルロイはSTS-92で3回予定されているISSの軌道高度上昇の2回目を実施しました。30分間にわたり、シャトルの軌道姿勢制御(RCS)噴射装置をパルス状に(断続的に)、1回につき1.4秒間ずつ噴射して、ISSの軌道高度を約1.7マイル(約2.7km)ゆっくりと上昇させました。

水曜日には、宇宙飛行士ジェフ・ワイゾフとマイケル・ロペズ-アレグリアがSTS-92フライトで最後(4回目)の船外活動を実施する予定です。この作業では、Z1トラスのユーティリティ・トレイの展開と手動式結合機構(MBM)のラッチ(留め金)の開閉を行います。また、両宇宙飛行士はSAFER(セルフレスキュー用の小型推進装置)のテストを実施する予定です。この背中に背負う装置によって、宇宙飛行士がスペースシャトルやISSから遠ざかっても戻ってくることができます。最後に、動けなくなった宇宙飛行士を救助する方法を試験する予定です。

この次のステータスレポートは10月18日午前 6時(同10月18日午後8時)に発行する予定です。

 

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts92/STS-92-13.html

 

最終更新日:2000年 10月 18日

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