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STS-92 NASAステータスレポート#12 ミッションスペシャリストのリロイ・チャオとウイリアム・マッカーサーは、本日、再度チームを組んでこのミッションで3回目の船外活動を行う予定です。この船外活動では、今後の軌道上での組立に備えるための作業と11月に到着する滞在クルーのための準備を整えます。 米国中部夏時間10月17日午前9時30分(日本時間10月17日午後11時30分)に開始が予定されている本日の船外活動では、チャオとマッカーサーは、太陽電池パドルで発生した電力を処理する2つの直流変圧器を取付け、その太陽電池パドルが取付けられる作業場所を整備する予定です。それによって、今年後半の国際宇宙ステーション(ISS)の大型太陽電池パドルの取付けへの道を開きます。DDCUと呼ばれる直流変圧器は、129ポンド(58.5kg)の重さの変圧器であり、巨大な太陽電池パドルからの電力を変換し、精密に調節された電力を供給します。船外活動クルーをロボットアームで運搬する、ロボットアーム操縦者の若田宇宙飛行士からの支援を得て、チャオとマッカーサーは、ディスカバリー号のペイロードベイ内の設置場所からDDCUを取り外して、Z1トラスにそれを取付ける予定です。この作業は、約2時間かかる予定です。 次に、チャオとマッカーサーは、Z1トラスと新しく取付けられたドッキングポートであるPMA-3の両方の最終的な電力ケーブルの接続に取りかかる予定です。この作業では、11月に到着する予定のエンデバー号とSTS-97のクルーのためにPMA-2からPMA-3に、電力を送るためのケーブルを接続したり、配線を変更したりする予定です。最後の作業として、チャオとマッカーサーは、今後の組立フライトで使用される船外活動工具と船外活動支援機器を保管する場所となる2つ目の船外活動工具箱をZ1トラスに取付けます。マッカーサーは、ユニティの外側に取付けられた船外活動工具と機材の入ったバッグを回収し、工具や機材をその船外活動工具箱の中に置く予定です。この船外活動工具は、ISSに初めてドッキングしたSTS-96のミッション期間中に行われた1999年5月の船外活動で、宇宙飛行士のタマラ・ジャーニガンとダニエル・バリーによって、一時的にユニティに置かれていました。 夜に行われた12時間の温度調整期間の後、ヒューストンのISSフライトコントローラは、共通結合機構の16本のボルトを締付ける指令を送り終え、ユニティ上の新たな場所にPMA-3をしっかりと取付けました。昨日の船外活動で取付けられたドッキングポート(PMA-3)は、エンデバー号(STS-97)がISSにドッキングする際に使用される予定です。 この次のステータスレポートは10月17日午後6時(日本時間10月18日午前8時)に発行する予定です。
出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts92/STS-92-12.html | |||||
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