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STS-92 NASAステータスレポート#11 ディスカバリー号のジェフ・ワイゾフとマイケル・ロペズ－アレグリア両宇宙飛行士は、計画されていた４回の船外活動の２回目を本日実施し、国際宇宙ステーション(ISS)に新たにドッキングポートを取付けました。また、２人の船外活動クルーは、この次のシャトルフライトで打上げられる、大型太陽電池パドルをＺ１トラスに取付ける準備も行いました。 ワイゾフとロペズ－アレグリア両宇宙飛行士は米国中部夏時間10月16日午前9時15分（日本時間10月16日午後11時15分）に、予定よりも約15分早く船外活動を開始しました。２人はディスカバリー号のペイロードベイ（貨物室）内でドッキングポート（与圧結合アダプター３（PMA-3））を固定している結合機構を開放しました。それから、若田宇宙飛行士がロボットアームを操縦してドッキングポートを取付け台からゆっくりと持上げるのを見ながらアドバイスし、作業を支援しました。 ユニティの、Ｚ１トラスを取付けた反対側に、若田宇宙飛行士がPMA-3を移動させている間に、ワイゾフとロペズーアレグリア両宇宙飛行士はＺ１トラス上部のラッチを開放し、来月に打上げが予定されているSTS-97ミッションで輸送される大型太陽電池パドルの取付けの準備をしました。次に、両宇宙飛行士はユニティに戻る途中で、若田宇宙飛行士がドッキングポートを接続する作業を（カメラ視野を補足するため）目視で支援しました。 ラッチ可能表示を確認してから、パイロットのパメラ・アン・メルロイはラップトップコンピュータを使用して、ドッキングポートの把持およびボルトによる結合開始の指令を出しました。このとき出されたのは４段階あるボルト締めの作業の初期段階のみの作業指令でした。火曜日の朝、ヒューストンのフライトコントローラがドッキングポートとユニティの共通結合機構のシールの温度差がほとんどなくなったことを確認し、最終的な結合指令を出す予定です。 7時間7分にわたる船外活動が同10月16日午後4時22分（同10月17日午前6時22分）に終りました。これは、スペースシャトル史上52回目、米国宇宙開発史上91回目の米国人による船外活動になります。ISSの組立としては8回目で、合計55時間50分になりました。土曜日に18000ポンド（8.15トン）Ｚ１トラスと、今回3000ポンド（1.36トン）のドッキングポートを取付けたことにより、ISSはSTS-92ミッション中に約21000ポンド（約9.51トン）重量が増加したことになります。これによりISSの現在の重量は約80トンとなりました。 船外活動が終ると、ディスカバリー号の船長のブライアン・ダフィーとパイロットのパメラ・アン・メルロイはSTS-92で3回予定されているISSの軌道高度上昇の1回目を実施しました。30分間にわたり、シャトルの軌道姿勢制御（RCS）噴射装置を1回に1.4秒間ずつ18回噴射してISSの軌道高度を約1.7マイル（約2.7km）ゆっくりと上昇させました。 この次のステータスレポートは同10月17日午前6時（同10月17日午後8時）に発行する予定です。
出典：http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts92/STS-92-11.html | |||||
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