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NASAステータスレポート

STS-92 NASAステータスレポート#10
ジョンソン宇宙センター

2000年10月16日(月)午前06時(米国中部夏時間)
2000年10月16日(月)午後08時(日本時間)

本日、ミッションスペシャリストのピーター(ジェフ)・ワイゾフとマイケル・ロペズ-アレグリアは、昨日の船外活動に引続き、軌道上での2回目の船外活動を実施します。

2名の宇宙飛行士は、米国中部夏時間10月16日午前9時30分(日本時間10月16日午後11時30分)に、6時間30分にわたる船外活動を開始する予定です。この船外活動では、もう一つのドッキングポートとなる与圧結合機構(PMA-3)を取付けるとともに、この11月末にSTS-97で輸送される大型太陽電池パドルを取付けるための準備をします。ワイゾフとロペズ-アレグリア両宇宙飛行士の最初の作業では、PMA-3を固定している結合機構を開放して、若田宇宙飛行士に合図を送る予定です。この合図を受けて、若田宇宙飛行士は、ロボットアームを用いて、ディスカバリー号のペイロードベイの支持台からPMA-3を慎重に持上げます。

若田宇宙飛行士がユニティ上の新しい取付け位置にPMA-3を移動させている間、ワイゾフとロペズ-アレグリアは、Z1トラスの上部のラッチを開放し、11月末にSTS-97ミッションで輸送される大型太陽電池パドルの取付けの準備をする予定です。その作業後、彼らはユニティ周辺にもどり、若田宇宙飛行士がPMA-3を取付ける際に、取付け状況をつぶさに観察し、若田宇宙飛行士に指示を与える予定です。クルーがラッチ可能表示(Ready to Latch indicator)の状況を確認すると、直ちにパイロットのパメラ・アン・メルロイがラップトップコンピュータを用いて、土曜日にZ1トラスを取付けたのと同様にPMA-3をユニティの新しい取付け場所にしっかりと取付けるために、ラッチとボルト締めの指令を出す予定です。ただし、本日の作業ではメルロイ宇宙飛行士は4段階のボルト締め作業のうち、初期段階だけを行っておき、PMA-3とユニティ双方の共通結合機構(CBM)部の温度が等しくなるのを待ちます。最後の締付けは、ヒューストンのフライトコントローラが、双方のシール部分の温度差が許容値以内であることを確認した後、火曜日朝に実施する予定です。

今朝、ISSの管制室では、電力、ヒータ制御、照明の担当者(PHALCON(ファルコン)と呼ばれる)が、Z1トラスに置かれたプラズマ生成ユニット(PCU)の作業を完了しました。PCUは、国際宇宙ステーション(ISS)とその周辺の環境の電流を放電させるように設計されており、打上げ時には汚染を防止するため、キセノンガスを連続的に放出するように、そのバルブを開放して打上げられていました。今朝、PHALCONは、電源を投入してガスを放出(パージ)し、その後、バルブを閉じてPCUを停止させました。この装置は、STS-97ミッションで太陽電池パドルが展開され、発電し始めると、電源が投入される予定です。

本日計画されている船外活動は、ISS組立作業の8回目の船外活動であり、スペースシャトルプログラムの52回目の船外活動、そして米国の宇宙開発史上91回目の米国人による船外活動になります。

この次のステータスレポートは10月16日午後6時(同10月17日午前8時)に発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts92/STS-92-10.html
 

最終更新日:2000年 10月16 日

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