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NASAステータスレポート

STS-92 NASAステータスレポート#05
ジョンソン宇宙センター

2000年10月13日(金)午後8時(米国中部夏時間)
2000年10月14日(土)午前10時(日本時間)

コマンダーのブライアン・ダフィーはスペースシャトルディスカバリー号をゆっくりと操作し、米国中部夏時間10月13日午後(日本時間10月14日早朝)、ロシアの上空240マイル(約386km)を飛行中に、重量70トンの国際宇宙ステーション(ISS)にスムーズにドッキングしました。

ディスカバリー号は同10月13日午後12時45分(同10月14日午前2時45分)に、水曜日の打上げ以来目標としてきたランデブー・ドッキングを見事に完了しました。そして、宇宙飛行士マイケル・ロペス-アレグリアが、ISSへ入る一番外側のハッチを同10月13日午後3時30分(同10月14日午前5時30分)に開きました。それから間もなく同10月13日午後4時15分(同10月14日午前6時15分)に、マイケル・ロペス-アレグリアがISSのユニティへのハッチを開きました。まずダフィー船長がISSに入り、ロペス-アレグリア、リロイ・チャオ、パイロットのパメラ・アン・メルロイが続いて入りました。それからクルーはディスカバリー号からISSへの機器や補給品の搬入を開始しました。これは今月末に打上げが予定されている、第1次長期滞在クルー(Expedition 1)の到着に備えるための作業です。

ディスカバリー号の操縦席後方では、宇宙飛行士のウイリアム・マッカーサーと日本の若田宇宙飛行士が、シャトルのロボットアームに再び電源を入れました。若田宇宙飛行士とロボットアームの予備操縦者のマッカーサーはロボットアームを操作して、ペイロードベイ(貨物室)と宇宙ステーションをアームのカメラで点検しました。明日、若田宇宙飛行士はロボットアームを用いて、ディスカバリー号がISSまで運んできた2つの重要な構成要素のうちの最初のひとつを、ISSに取付ける予定です。この構成要素はZ1トラスと呼ばれ、姿勢制御用ジャイロと通信機器を収納しており、ISSの外部に取付ける構造物です。

フライトコントローラは、昨日故障したディスカバリー号のKuバンド通信システムの調査を、これ以上行わないことにしました。この故障のためにミッション期間中地上に送信されるテレビ画像の量は少なくなりますが、クルーは本日行われたドッキングと宇宙ステーションへの入室のテレビ画像を、代りの通信システムを用いて送信しました。長時間は無理ですが、残りの飛行期間中に、このようなテレビ画像を送信する機会を毎日何回か設けることはできます。フライトコントローラーは数秒毎に更新される静止画像により、シャトル上での活動を見守っています。

クルーは同10月13日午後9時17分(同10月14日午前11時17分)に就寝し、同10月14日午前5時17分(同10月14日午後7時17分)に起床して、第4日目の任務を開始する予定です。この次のステータスレポートは同10月14日午前7時(同10月14日午後9時)に発行する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts92/STS-92-05.html
 

最終更新日:2000年 10月14日

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