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NASAステータスレポート

STS-92 NASAステータスレポート#04
ジョンソン宇宙センター
2000年10月13日(金)午前7時(米国中部夏時間)
2000年10月13日(金)午後9時(日本時間)

ディスカバリー号の宇宙飛行士たちは今朝、シンディ・ローパーの曲「Girls Just Want To Have Fun」で目覚め、国際宇宙ステーション(ISS)とのランデブーとドッキングの準備を開始しました。

コマンダーのブライアン・ダフィー、パイロットのパメラ・アン・メルロイ、ミッションスペシャリストのリロイ・チャオ、ウイリアム・マッカーサ、ピーター(ジェフ)・ワイゾフ、マイケル・ロペス-アレグリア、それに若田宇宙飛行士は、米国中部夏時間10月13日午前5時(日本時間10月13日午後7時)過ぎに、同10月13日午後12時46分(同10月14日午前2時46分)に予定されているISSとのドッキングのために、シャトルシステムの準備を開始しました。

今朝6時45分(同10月13日午後8時45分)頃、ディスカバリー号はISSの後方約650マイル(約1046km)付近にあり、地球を1周する毎に約300マイル(約483km)ずつ接近していました。ドッキングの最終段階の作業として、シャトルをISSの真下に近づけるためのエンジンの噴射を実施すると、この接近の速度は急激に遅くなります。この噴射はダフィー船長とパイロットのメルロイが、本日午前(同10月13日深夜)に数回にわたり実施する予定です。TIバーンと呼ばれる最後の重要な制御は、ディスカバリー号がISSの約8マイル(約13km)後方に到達したときに実施される予定です。

ディスカバリー号がISSから約0.5マイル以内まで近づいたとき、ダフィー船長はシャトルの操縦を手動操作に切替え、後部操縦席から操縦します。ディスカバリー号は同10月13日午前10時38分(同10月14日午前0時38分)頃にISSの真下約600フィート(約183m)の地点に到達し、続いてISSの回りを半周する動作を開始する予定です。ディスカバリー号はISSの前方約350フィート(約107m)の付近を通り過ぎ、同13日午前11時5分(同14日午前1時5分)頃に、ISSの250フィート(約76m)真上に移動する予定です。

ダフィー船長はISSに向けて下降を開始し、同13日午前11時15分(同14日午前1時15分)頃にISSから約170フィート(約52m)の付近で停止する予定です。約1時間この距離を保ち、シャトルの接近とドッキングをロシアの地上局からモニタできる範囲内に到達するのを待ちます。その後さらにISSに接近し、同13日午後12時34分(同14日午前2時34分)に、ダフィー船長はISSから約30フィート(約9m)付近で再び停止し、シャトルとISSのドッキング機構の位置が正確にそろっていることを確認します。ドッキングはそれから約12分後に予定されており、毎秒約0.1フィート(約3cm/秒)のゆっくりとした速さで、シャトルがISSに結合します。ドッキングのとき、ISSとディスカバリー号はウクライナの上空を飛行している予定です。

昨日のKuバンド通信の突然の停止に関してデータの分析が行われていますが、シャトルのKuバンド通信システムは依然として正常に作動していません。ディスカバリー号からの通常のテレビ画像は受信出来ませんが、Kuバンド通信システムが使えなくてもミッションの遂行には支障ありません。

ディスカバリー号は約190マイル(約306km)の高度を、90分の周期で地球を周回しています。

この次のステータスレポートは同10月13日午後8時(同10月14日午前10時)頃に発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts92/STS-92-04.html
 

最終更新日:2000年 10月13 日

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