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NASAステータスレポート

STS-92 NASAステータスレポート#02
ジョンソン宇宙センター

2000年10月12日(木)午前8時(米国中部夏時間)
2000年10月12日(木)午後10時(日本時間)

 スペースシャトルディスカバリー号は、今朝の時点で5500海里(約10175km)離れている国際宇宙ステーション(ISS)の後を追って、地球を1周する毎に600海里(約1110km)づつ距離を縮めながら接近しています。

 STS-92のクルーは米国中部夏時間10月12日午前7時17分(日本時間10月12日午後9時17分)に、ストロベリー・アラーム・クロック(Strawberry Alarm Clock)の曲「香とハッカ」(Incense And Peppermint)で起床しました。この曲はAustin Powers: International Man of Mysteryのサウンドトラックで、この映画のファンのクルーに贈られたものです。

コマンダーのブライアン・ダフィーとパイロットのパメラ・アン・メルロイは、本日、ディスカバリー号の噴射装置を何度か断続的に噴射してシャトルのISSへの接近を微調整する予定です。また、ISSとのドッキングのための最終段階での航法情報を提供するために使用する装置の点検を行います。ディスカバリー号はISSと金曜日の午後、同10月13日午後12時43分(日本時間10月14日午前2時43分)にドッキングする予定です。

ミッションスペシャリストのリロイ・チャオ、ウイリアム・マッカーサ、ピーター・ワイゾフ、それにマイケル・ロペズ-アレグリアは、4日間にわたり軌道上での建設作業を行う船外活動用宇宙服の点検を行う予定です。日本人の若田宇宙飛行士はディスカバリー号の長さ50フィート(15m)のロボットアームの電源を投入して正常に作動することを確認した後、ロボットアームのテレビカメラでペイロードベイとISSに取付ける新しい部品を点検する予定です。

ISSのミッションコントロールルームでは、フライトコントローラが宇宙飛行士が気持よく作業できるようにユニティとそれに結合したドッキングポートを暖め、ディスカバリー号の搭乗員が到着する準備を続けています。ディスカバリー号の搭乗員は補給品と最初の外部トラスの取付けに関連した機器を運ぶために、日曜日にユニティの中に入る予定です。

来週は、船外活動とシャトルのロボットアームを使用して、Z1トラスと与圧結合アダプター(PMA-3)をISSのユニティに取付ける予定です。このアダプターはISSの新たなドッキングポートとなります。Z1トラスにはISSの姿勢制御用のコントロール・モーメント・ジャイロが取付けられており、これはISSの構造上の基礎となります。また、このZ1トラスは主要な通信機器も収納しています。さらに、次のシャトルミッションであるSTS-97で取付けられる大型の太陽電池パドルを支える役割も果します。

ディスカバリー号は200マイル(約322km)の高度を飛行中で、全てのシステムは正常に作動しています。次のステータスレポートは同10月12日午後8時(同10月13日午前10時)頃に発行する予定です。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts92/STS-92-02.html

 

 

最終更新日:2000年 10月12日

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