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STS-92 NASAステータスレポート#01 ディスカバリー号の7人の宇宙飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)の外部に取付ける最初の構造物と新しいドッキングポートを運ぶための、スペースシャトル史上100回目となるミッションに向けて、米国フロリダ州ケネディ宇宙センターから今夜飛立ちました。 コマンダーのブライアン・ダフィー、パイロットのパメラ・アン・メルロイ、ミッションスペシャリストのリロイ・チャオ、ウイリアム・マッカーサ、ピーター・ワイゾフ、マイケル・ロペズ-アレグリア、そして若田宇宙飛行士は米国中部夏時間10月11日午後6時17分(日本時間10月12日午前8時17分)にフロリダ中央部の空を赤々と照らしながら39-A発射台を飛立ち、国際宇宙ステーションでの仕事に向いました。打上げ時、ISSはインドの東側のインド洋上空230マイル(約370km)を飛行していました。 打上げから9分弱が経過した頃、ディスカバリー号の宇宙飛行士たちは11日間のミッションに備えて、スペースシャトル内のシステムの準備を開始しました。先ず最初の重要な作業としてディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)のドアを開きました。この作業はフライトディレクタのウェイン・ヘイル氏の軌道上運用開始の指示の前に行われました。宇宙飛行士たちは同10月11日午後11時17分に8時間の睡眠に入るまでに、コンピュータやフライトデッキの機器をセットアップすることにしています。クルーは同10月12日午前7時17分(同10月12日午後9時17分)に起床し、宇宙での最初の丸1日の作業を開始する予定です。 今夜の打上げはスムーズに行われ、ディスカバリー号の宇宙飛行士たちはISSの追跡へと気持を切替えます。今後の2日間でシャトルの噴射装置を数回噴射して、同10月13日午後12時43分(同10月14日午前2時43分)のISSとのドッキングの準備を進めます。来週、クルーはZ1トラスとISSとしての3番目となる与圧結合機構(PMA-3)を取付け、4回の船外活動によりこれらをISSと電気的に結合する作業を行う予定です。 一方ISSは、ズヴェズダのバッテリーのうち2基が電圧変換器の不調により電力系から切離されてはいますが、良好な状態で90分の周期で地球を周回しています。バッテリーの部品は、この次に無人で11月に打上げられるプログレス補給船によりISSに届けられ、最初の滞在クルーにより取付けられる予定です。ズヴェズダは残りの6基のバッテリーで正常に運用されており、ISSには十分な電力が供給されています。
ディスカバリー号は軌道を円軌道にするための噴射を行い、その後は高度約190マイル(約306km)で飛行を続けて、金曜日にISSとドッキングする予定です。この次のステータスレポートは同10月12日(木)午前8時(同10月12日(木)午後10時)に発行する予定です。
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