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ロシア人2人とアメリカ人1人の計3名が滞在し、この3名は、Expedition 1 Crew(第1次長期滞在クルー)と呼ばれています。 クルーは、ISSコマンダーのビル・シェパード(アメリカの宇宙飛行士)、ソユーズ・コマンダーであるユーリー・ギドゼンコ(ロシアの宇宙飛行士)、フライトエンジニアであるセルゲイ・クリカレフ(ロシアの宇宙飛行士)の3名です。セルゲイ・クリカレフは、1998年12月のスペースシャトルによる最初のISS組立ミッションSTS-88のメンバーとしてISSに飛行しています。 このミッションのために1996年の末から(注:当初の予定では、1998年に打ち上げられることになっていました)ロシアの星の街とアメリカに交互に滞在して訓練を行っています。この3人は全員ベテランの宇宙飛行士です。 第1次長期滞在クルーの滞在中には、3回のスペースシャトルによる組立ミッションが行われ、彼ら3名も組み立て作業を支援する予定です。彼らの滞在中には2000年11月の米国の最初の太陽電池パドルの取付け(4Aフライト)と、2001年2月のアメリカの宇宙実験室「デステニィー(「運命」を意味する)」の取付け(5Aフライト)、そして、2001年3月のイタリアが製造した「レオナルド」多目的補給モジュールによるデステニィへの機器の運搬(5A.1フライト)が行われます。この5A.1フライトで第2次長期滞在クルー(3名)と交代する予定です。 なお、最初のクルーが乗ってきたソユーズ宇宙船は、ISSにドッキングしたままにされ、クルーの地球への緊急帰還に使われます。ISSに取り付けられたソユーズ宇宙船は、クルーの緊急帰還機能を維持するため、約6ヶ月おきに新しい宇宙船と交換されます。
ISSとドッキングした日は、まず、ズヴェズダ内の照明を点灯させ、コンピュータの設定、食事ができるように調理設備の準備、トイレを使用可能な状態にするなどを行います。 最初の1,2週間で行う主要作業は、以下の通りです。
第1次長期滞在クルーの作業予定(主要イベント)で示した作業以外に、プログレス補給船が到着すると、プログレス補給船からISSへの荷下ろしの作業を行います。また、4Pのプログレス補給船の打上げ前には、ズヴェズダ後方のドッキングポートをプログレス用に空けるため、3人のクルーによりソユーズ宇宙船をザーリャ下側のドッキングポートへ移動する予定です。
最終更新日:2001年 1月 26日 |