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STS-106ステータスレポート

STS-106ステータスレポート-17
2000年9月 16日(土)午前 7時00分(米国中部夏時間)
2000年9月 16日(土)午後 9時00分(日本時間)

 アトランティス号と国際宇宙ステーション(ISS)がドッキングして行われる作業も最後にさしかかり、7人のクルーは供給品や機器の搬入を続けました。搬入したものの中には本年末から最初の滞在クルーが使用する運動用のトレッドミルも含まれれています。

 パイロットのスコット・アルトマンとミッションスペシャリストのエド・ルー、ダン・バーバンクそれにボリス・モロコフは、1日の大半を使いISSのズヴェズダへのトレッドミルの搬入を完了しました。トレッドミルには高性能の振動防止システムが装備されており、運動による振動がISS全体に伝わって、滞在クルーが実施する敏感な実験を妨げることがないようになっています。

 ユニティの中ではバーバンクとリック・マストラキオが4個の共通結合機構(CBM)制御装置を、ユニティの現在アトランティス号がドッキングしているドッキングポート側に再設置しました。CBM制御装置は、シャトルからISSへの物資の運搬の際に通路の隙間を十分とることができるようにするため、STS-96のクルーが取り外していました。この制御装置の設置は、米国の実験棟デスティニーが来年早々に到着するための準備として行われました。

 積み荷の移送作業は予定よりも速く進んでいます。すでに4285ポンド(1928kg)の水や機器がアトランティス号からISSに搬入され、762ポンド(343kg)の物資が戻り便となるアトランティス号に運び込まれています。本日ISSに搬入した供給品には追加の食料品、食品加熱装置、アマチュア無線機器、滞在クルーが使用するコンピュータの最後の1台などがあります。

 あと6時間分の搬入作業が明日残っており、クルーは最後の水のコンテナをいくつかと食料を搬入する予定です。プログレス輸送船からの供給品の荷おろしは完了しており、現在は廃棄物を搭載しています。この輸送船は、本年末に最初の滞在クルーが到着する前に、遠隔操作でISSから切り離される予定です。

 アトランティス号のクルーは今朝8時間の睡眠に入り、米国中部夏時間9月16日午後6時46分(日本時間9月17日午前8時46分)に起床する予定です。ほぼ1週間にわたるISSでの作業を終えて米露両国の宇宙飛行士たちは、ISS内の照明を落としハッチを閉じるなど、日曜日夜(日本時間月曜日午前)のISSからの出発の準備を開始する予定です。クルーは同9月16日土曜日午後10時(同9月17日正午)過ぎにプログレス輸送船のハッチ閉鎖にとりかかり、合計12個のハッチを閉鎖しながらモジュール伝いにISSから退室していきます。ユニティとアトランティス号の間のハッチは同9月17日午前7時30分(同9月17日午後9時30分)過ぎに閉鎖する予定です。

 アトランティス号は206×199海里(381×368km)の軌道を周回しており、全てのシステムは正常に作動しています。この次のステータスレポートは日曜日、同9月17日午前8時(同9月17日午後10時)頃に発行する予定です。




最終更新日:2000年 9月 18日

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