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STS-106ステータスレポート

STS-106ステータスレポート-16
2000年 9月 15日(金)午後 8時30分(米国中部夏時間)
2000年 9月 16日(土)午前10時30分(日本時間)

 国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングして丸1日作業をするのもあと1日を残すのみとなりましたが、スペースシャトル・アトランティス号の7人のクルーはISSの最初の住人のための準備作業を続けました。

 宇宙飛行士たちはコネチカット大学バンドが演奏するコネチカット大学の応援歌で、米国中部夏時間9月15日午後6時46分(日本時間9月16日午前8時46分)に起床し、ISSにドッキングしての6日目を開始しました。この曲は同大学の卒業生であるリック・マストラキオに贈られたものです。

 飛行9日目の本日は、ISSのトレッドミルとその付属装置の組み立てが、主たる作業となります。この装置はTVISと呼ばれる防振処置が施されたトレッドミルで、クルーは振動をきらう実験に影響を与えることなく、ISS滞在期間中に体調を維持するための運動を行うことができます。

 また、ISSへの補給飛行STS-96の際、補給品運搬の妨げにならないよう取り外した共通結合機構(CBM)制御装置の再設置作業も行う予定です。これはスーツケースくらいの大きさの装置で、ユニティにISSのハードウエアやモジュールを結合する際の制御を行うものです。かさばるものをハッチをくぐって運搬する際、邪魔になったり損傷したりするのを避けるために、取り外してありました。この作業は時間的余裕があったので実施した、先行作業です。

 パイロットのスコット・アルトマンとミッションスペシャリストのエド・ルーは土曜日に、メディア3社との一連の軌道上インタビューを行います。ニューヨーク州ロチェスターのWHEC-TV、フォックスニュース・ネットワーク、そしてオーランド・センティネンタルの3社が対象で、開始時間は同9月16日午前6時56分(同9月16日午後8時46分)の予定です。

 物資の搬入は順調で、3500ポンド(1575kg)以上の供給品、水、機器類がオービターからISSに運び込まれました。ズヴェズダの後部にドッキングしていたプログレス輸送船からの約1300ポンド(585kg)の荷おろしも完了しています。空になったプログレスは現在ゴミ置き場として使われており、ISSの最初の滞在クルーがこの秋遅くに到着する前に、遠隔操作で大気圏に突入させる予定です。

 アトランティス号は206×199海里(381×368km)の軌道を周回しており、全ての機器は正常に機能しています。この次のステータスレポートは土曜日、同9月16日午前7時(同9月16日午後9時)に発行する予定です。




最終更新日:2000年 9月 18日

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