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STS-101ステータスレポート-20 2000年5月 28日(日)午後 4時00分(米国中部夏時間) 2000年5月 29日(月)午前 6時00分(日本時間) アトランティス号の宇宙飛行士たちは米国中部夏時間5月28日午後3時11分(日本時間5月29日午前5時11分)に起床しました。本日の午後は地球への帰還の最終準備を行います。宇宙飛行士たちは将来国際宇宙ステーション(ISS)で人が居住するための準備を、10日間にわたり行ってきました。ミッションコントロールセンターからの今朝の目覚しの曲はジョン・フィリップ・ソーサの「El Capitan」でした。 軌道離脱の最終準備は今夜、5月28日午後8時13分(同5月29日午前10時13分)に開始される予定です。スペース・シャトルのペイロードベイドアは午後9時33分(同5月29日午前11時33分)に閉鎖される予定で、これ以降はシャトルのラジエーターは冷却機能を停止します。そして管制センターは午後9時45分(同5月29日午前11時45分)に、コンピューターソフトを「Ops 3」として知られているフェーズに切替えるか否かの判断を下す予定です。Ops3に切替えると、シャトルのコンピューターは軌道離脱と大気圏突入関連の作業専用に切り替ります。 宇宙飛行士たちは午後10時49分(同5月29日午後0時49分)に打上着陸用スーツの着用を開始し、11時13分(同午後1時13分)に座席に着席し、11時35分(同1時35分)に軌道制御システム(Orbital Maneuvering System:OMS)の首振り機能を確認し、11時39分(同1時39分)に可動翼制御用の油圧を供給する保助動力装置(APU)を始動させる予定です。 ミッションコントロールセンターの飛行管制チームはシャトルの状況をチェックし、11時58分(同1時58分)に軌道離脱噴射実施の可否を決定します。アトランティス号は29日午前0時(同2時0分)に機体の向きを軌道離脱噴射の姿勢に変更し、軌道制御エンジンを0時13分(同2時13分)に噴射してブレーキをかけ、軌道から離れていきます。ケネディ宇宙センターへの着陸は1時20分(同3時20分)の予定です。 2番目の着陸の機会は1周回後になりその場合の軌道離脱噴射は1時50分(同3時50分)、ケネディ宇宙センターへの着陸は2時56分(同4時56分)となる予定です。気象予報官はフロリダに向っている前線の状況と、これがシャトルの着陸地点付近に及す影響について注目していますが、今のところ着陸は可能と予報されています。 フロリダには火曜日、水曜日ともに2回ずつの着陸機会があります。水曜日にはカリフォルニアのエドワーズ空軍基地に着陸することも可能です。エドワーズ基地への着陸支援要請は水曜日までは行わない方針です。 次のステータスレポートは着陸後又は着陸が延期された後で発行する予定です。
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