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STS-101ステータスレポート-18 2000年5月 27日(土)午後 8時30分(米国中部夏時間) 2000年5月 28日(日)午前 10時30分(日本時間) 全ての作業を完了し、アトランティス号のクルーはケネディ宇宙センターへの帰還準備作業を開始しました。着陸時刻は米国中部夏時間5月29日午前1時20分(日本時間5月29日午後3時20分)の予定です。 本日、5月27日午後7時(同5月28日午前9時)過ぎに、コマンダー(船長)のジェームス・ハルセル、パイロットのスコット・ホロウィッツそれにフライトエンジニアのジェフリー・ウィリアムズはアトランティス号の姿勢制御用エンジンの噴射テストを実施し、また地球への帰還の際の高速度飛行で使用する操舵システムの動作テストを実施しましたが、結果は良好でした。この操舵システムのテストは着陸の前日にいつも実施しているもので、使用するシステムが全て正常に作動することを確認するものです。このテストはヒューストンのミッション・コントロールセンターで、帰還時のフライトディレクタ(飛行指揮官)であるジョーン・シャノン氏がモニタしました。 ハルセル、ホロウィッツそれにウィリアムズがフライトデッキで仕事をしている間、その他のクルー、メアリー・エレン・ウェーバー、ジェイムス・ヴォス、スーザン・ヘルムズ、ユーリー・ウサチェフはこの9日間軌道上で使用した装置の収納作業を行いました。国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングしての5日間、アトランティス号のペイロードベイに設置されたスペースハブ・モジュールが、3000ポンド(1350kg)以上の物資をシャトルとISS間で運搬するための通路として使用されました。メモリアルデイ(米国の祝日)の着陸の準備作業の中で、宇宙飛行士たちはスペースハブとアトランティス号のクルーキャビン内の装置や道具が、所定の場所にきちんと収納されていることを確認します。 軌道上での一日の中頃にあたる5月27日午後11時(同5月28日午後1時)頃、宇宙飛行士たちは、大気圏突入と着陸の手順の最終確認をする予定です。その後また片づけの作業を続けます。ミッションの前半で6時間半の船外活動を実施したウィリアムズとヴォス両宇宙飛行士は、使用した宇宙服と道具類を収納します。 今晩の帰還準備作業の途中で、5月27日午後10時41分(同5月28日午後0時41分)から、クルーはテキサス州ジョンソン宇宙センターとフロリダ州ケネディ宇宙センター、それにモスクワ郊外のロシアのミッション・コントロールセンターからのインタビューを受ける予定です。 現段階での天気予報では、着陸が行われる月曜日の朝は、着陸地点の30マイル(約48km)以内に、降雨と基準を上回る横風がふく可能性が少し有ります。この天気予報は着陸準備期間中、24時間毎に更新されます。5月29日午前1時20分(同5月29日午後3時20分)に予定されているケネディ宇宙センターへの着陸のための軌道離脱噴射は、5月29日午前0時13分(同5月29日午後2時13分)です。天候により最初の着陸機会が見送りとなった場合は、次の周回でもフロリダへの着陸は可能であり、その際の軌道離脱噴射は5月29日午前1時50分(同5月29日午後3時50分)で着陸時刻は5月29日午2時56分(同5月29日午後4時56分)の予定です。 次のステータスレーポートは5月28日午前7時(同5月28日午後9時)に発行する予定です。
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