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STS-101ステータスレポート

STS-101ステータスレポート-16
2000年5月 26日(金)午後 7時30分(米国中部夏時間)
2000年5月 27日(土)午前 9時30分(日本時間)

 アトランティス号と国際宇宙ステーション(ISS)は今夜、カザフスタンの237マイル(約381km)上空を通過中にゆっくりとドッキングを解除し、ISSに最初の滞在クルーを迎えるための5日間にわたる準備を完了しました。

 米国中部夏時間5月26日午後6時3分(日本時間5月27日午前8時3分)に、パイロットのスコット・ホロウィッツがアトランティス号をゆっくりとISSから後退させてドッキングが解除されました。それからISSの周囲を半周し、5月26日午後6時41分(同5月27日午前8時41分)にISSから離れるための最後の噴射を実施しました。アトランティス号のクルーは、改修され若返ったISSを後にしました。改修作業としてはザーリャ・モジュールに4基の新しいバッテリ、10個の新しい煙感知器、4個の冷却ファンを取付け、ユニティ・モジュールの通信システムを修繕し、また衣類や飲料水など1.5トンの物資の搬入を行いました。

 現在アトランティス号は単独で飛行しており、今夜7名のクルーは、精力的に続けてきた仕事のご褒美として数時間の自由時間がもらえます。コマンダー(船長)のジェームス・ハルセル、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のジェフリー・ウィリアムズ、メアリー・エレン・ウェーバー、ジェイムス・ヴォス、スーザン・ヘルムズ、そしてユーリー・ウサチェフは、本日のドッキング解除とフライアラウンド運用で使用した装置の電源を落し、通常の室内の片づけ作業を済ませてから自由時間に入ります。

 一日の仕事を終る前の5月27日午前4時26分(同5月27日午後6時26分)からウサチェフ宇宙飛行士は、モスクワ郊外のロシアのミッション・コントロール・センターに集ったロシアのメディアと交信する予定です。ウサチェフは仲間のヴォスとヘルムズ宇宙飛行士とともに来年ISSを訪問し、ISSへの長期滞在クルーの第2陣として4ヶ月以上滞在する予定です。

 次の主要な構成要素は7月にロシアが打上げる予定ですが、ISSは現在、その到着を待受けるのに最適な軌道に乗っています。

 次のステータスレポートは5月27日午前7時に発行する予定です。




最終更新日:2000年 5月 29日

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