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STS-101ステータスレポート-12 2000年5月 24日(水)午後 7時00分(米国中部夏時間) 2000年5月 25日(木)午前 9時00分(日本時間) STS-101コマンダー(船長)のハルセルとクルーは国際宇宙ステーション(ISS)上でアトランティス号とドッキングして4日目の作業を開始しました。7人の宇宙飛行士は米国中部夏時間5月24日午後3時28分(日本時間5月25日午前5時28分)に、パイロットのスコット・ホロウィッツの夫人のリクエスト曲、アミー・グラントの「I'm Gonna Fly」で起床しました。 コマンダーのハルセル、パイロットのホロウィッツ、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のメアリー・エレン・ウェーバー、ジェフリー・ウィリアムズ、スーザン・ヘルムズ、ジェイムズ・ヴォス、そしてユーリー・ウサチェフはISS内での3日目の作業として、月曜日の夕刻に開始したメンテナンス作業、補給品の搬入作業の続きを行います。ISS内での最初の2日間で、ISSへの最初の滞在クルーが使用するための補給品や装置を1トン以上搬入しました。金曜日にアトランティス号がISSから離れるまでに合計3000ポンド(約1350kg)以上のものがISSに搬入される予定です。 MSのヘルムズとウサチェフは最後の4番目のバッテリの取付けを完了しました。月曜日に取付けた2番目のバッテリは完全に充電されて稼働しており、ISSに電力を供給しています。昨夜取付けた3番目のバッテリは20時間かかる充電作業を開始しました。バッテリに関する全ての作業は、6基あるISSのバッテリのうち少なくとも常に4基が電力を供給しているように計画されています。 その他、今夜すぐにでも実施できる作業としては、ザーリャ・モジュールの運用上の寿命に近づいたテレメトリシステムの交換作業があります。このテレメトリシステムは、地上局との通信ができない期間にISSのデータを収集し記録しておくものです。クルーはまた、4個の大きな水の容器に水を満たしてISSに搬入し、昨年STS-96ミッションのときに保管した7つの水の容器と一緒に保管されます。この水の容器は今年の後半に到着する予定の最初のISS滞在クルーが使用する飲料水を供給するために使われます。 今夜は、ISSの軌道高度を上昇させるために3回予定されている制御の2回目を実施する予定です。アトランティス号の軌道制御用エンジンを1時間に断続的に27回噴射する予定です。合計3回の制御でISSは遠地点高度237.5マイル(約382km)近地点高度227マイル(約365km)の軌道にまで上昇する予定です。その後軌道は徐々に低くなって、7月にズヴェズダ・サービスモジュールが打ち上がるときにはランデブに最適の高度になっている予定です。 スペースシャトルとISSのマーネジャーは、ドッキングを解除する時期を予定より軌道1周回分遅らせることにしました。新しいドッキング解除時刻は米国中部夏時間5月26日(金)午後6時7分(同5月27日(土)午前8時7分)で、ロシアの地上局の上空を通過中に実施される予定です。ドッキング解除時刻を遅らせることにより、クルーは8時間の睡眠時間をとることができることになります。アトランティス号は、ISSの近傍から離れる前にISSの周囲を回るフライアラウンド運用を短縮して、半周で終了する予定です。そのためドッキング解除を遅らせても、アトランティス号のケネディ宇宙センターへの着陸に影響はなく、着陸時刻は米国中部夏時間5月29日(月)午前1時18分(同5月29日(月)午後3時18分)の予定です。 今夜遅く米国中部夏時間5月24日午後10時11分からハルセル、ホロウィッツ、ヘルムズはABCラジオ・ネットワーク、オレゴン州ポートランドのKOIN-TV、住宅都市開発庁(のインターネット上での教育イベント)の3個所からのインタビューを受ける予定です。 ISSとアトランティス号の状態は良好で、91分で地球を1周しています。次のステータスレポートは米国中部夏時間5月25日午前6時に発行する予定です。
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