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STS-101ステータスレポート

STS-101ステータスレポート-06
2000年5月 21日(日)午後 7時00分(米国中部夏時間)
2000年5月 22日(月)午前 9時00分(日本時間)

 スペースシャトル・アトランティス号の7名のクルーは米国中部夏時間5月21日午後4時11分(日本時間5月22日午前6時11分)にスティーブ・レイ・ヴォーガンの曲「ルッキンアウト・ザ・ウインドウ」で目覚め、米国中部夏時間今夜9時15分(日本時間5月22日午前11時15分)から開始する予定の船外活動の準備に取りかかりました。

 ミッションスペシャリストのジェフリー・ウィリアムズとジェイムス・ヴォスは今夜予定されている6時間半に及ぶ船外活動の中でいくつかの作業を実施します。先ず1999年6月にSTS-96の船外活動で取付けた、軌道上交換ユニット移動装置(OTD)と呼ばれる米国の製作したクレーンをチェックし、しっかりと固定します。それからSTS-96のときに組立が開始されたロシア語で「矢」を意味するストレラという愛称のロシアのクレーンの組立を完了させます。ストレラはユニティ・ノードとザーリャを結合している与圧結合アダプター1(PMA-1)に設置される予定です。米国のクレーンもこの近くに設置されています。

 その後2人の宇宙飛行士はユニティの初期通信システムの2基あるアンテナのひとつの交換に取掛かります。このアンテナはいくつかの問題点をかかえていたものです。それから最後の作業として、8個のハンドレール(手すり)を国際宇宙ステーション(ISS)の外壁に取付けます。この作業は本年9月下旬に予定されているSTS-92と2001年1月に予定されているSTS-97の、2回のISS組立飛行のために前倒しで実施する作業の一つです。STS-92ではZ-1トラスを、STS-97では米国の実験モジュールをISSに取付ける予定です。この船外活動は全作業が予定どおりに進めば、米国中部夏時間5月22日の月曜日午前3時35分(同5月22日午後5時35分)頃に完了する予定です。今夜の船外活動ではウィリアムズ宇宙飛行士は宇宙服の手足に赤いストライプが入っており、ヴォス宇宙飛行士の宇宙服は真っ白です。この船外活動は米国史上85回目のものであり、ISSの組立のために実施される5回目のものとなります。今日までシャトルの宇宙飛行士は約300時間(297時間53分)の船外活動を行ってきました。過去4回のISS組立の船外活動は計29時間17分です。

 アトランティス号は良好に運用されており、他のミッション活動に影響を与えるような問題点は報告されていません。シャトルとISSは結合して遠地点高度209マイル(336km)近地点高度203マイル(327km)の軌道を91分で周回しています。

 この次のミッションステータスレポートは米国中部夏時間5月22日月曜日午前5時(同5月22日(月)午後7時)に発行します。




最終更新日:2000年 5月 22日

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