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STS-101ステータスレポート

STS-101ステータスレポート-05
2000年5月 21日(日)午前 4時00分(米国中部夏時間)
2000年5月 21日(日)午後 6時00分(日本時間)

 昨晩、ウクライナの上空を毎秒約8kmで飛行している時に、船長のジム・ハルセルはアトランティス号を国際宇宙ステーション(ISS)のポートに緩やかに引き込みました。200tのシャトルは5日間滞在する予定の35tのISSにトラブルもなく結合しました。

 船長のハルセルとクルー達は、米国中部夏時間5月20日午後11時31分(日本時間5月21日午後1時31分)予定どおりの時間にISSとのランデブ、ドッキングを行いました。アトランティス号は現在、ISSに確実に結合されていますが、宇宙飛行士達は月曜日まではこの新しい基地には入室しません。彼らの関心は、今晩遅くに始まる予定の6時間半の船外活動に移っています。

 ジム・ヴォスとジェフリー・ウイリアムズ宇宙飛行士は、今晩の船外活動で、ロシア製のクレーンの最後の部品のISS外壁への取り付け、故障している通信アンテナの交換、各種ケーブルやハンドレール(手すり)の取り付けを行う予定です。ドッキングの後、今朝の数時間でヴォスとウイリアムズ宇宙飛行士は、船外活動で使用する予定の工具や機器の準備を行いました。そして、他の宇宙飛行士達と船外活動計画のダブルチェックを行いました。

 また、宇宙飛行士達は、アトランティス号の船内圧力を海面レベルの標準気圧である14.7psi (約1気圧)から地上の高度10,000フィート(約3,000m)に相当する10.2psi(約2/3気圧)に減圧しました。船室の気圧を下げることにより、ヴォスとウイリアムズ宇宙飛行士の体内から窒素を追い出し、今晩の船外活動時に宇宙服を着用し、4.2psiの純酸素環境に入る際に減圧症を引き起こすのを防ぐことができます。

 ISSは、依然良好な状態であり、月曜日から開始され、数日間行われる保全作業、補給品の移送作業等の準備は整っています。今朝早く就寝時間間際に、物資の移送作業を監督するメアリー・エレン・ウエーバーとジェフリー・ウイリアムズ宇宙飛行士は、ISSへの入室に備えてドッキングシステムの一部準備を行いました。

 クルー達は、米国中部夏時間5月21日午前8時11分(日本時間5月21日午後10時11分)に就寝、午後4時11分(同、5月22日午前6時11分)に起床して、宇宙での4日目を迎える予定です。この1日は船外活動に専念することになります。ヴォスとウイリアムズ宇宙飛行士は、午後6時11分(同、5月22日午前8時11分)に宇宙服の着用を開始する予定です。アトランティス号のエアロック・ハッチから出るのは、午後9時31分(同、5月22日午前11時31分)を予定しています。船外活動時に、ウイリアムズ宇宙飛行士の宇宙服は、ヴォス宇宙飛行士と区別するため脚のまわりに赤いストライプがつけられています。宇宙飛行士達は、船外活動を米国中部夏時間5月22日午前4時01分(日本時間5月22日午後6時01分)頃に完了する予定です。

 飛行管制官達によれば、アトランティス号はミッション活動に影響を与えるような大きなトラブルもなく正常に飛行しています。シャトルとISSは、遠地点高度209マイル(約336km)、近地点高度203マイル(約327km)の軌道を91分で周回しています。
 この次のステータスレポートは米国中部夏時間5月21日(日)午後7時(同5月22日(月)午前9時)頃に発行する予定です。




最終更新日:2000年 5月 22日

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