このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
 
JAXAトップページへ
 JAXAトップページへ宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターサイトマップ
 
STS-101ステータスレポート

STS-101ステータスレポート-01
2000年5月 19日(金)午前 6時00分(米国中部夏時間)
2000年5月 19日(金)午後 8時00分(日本時間)

 夜明けの光が頭上に差込む中を6名の米国の宇宙飛行士と1名のロシアの宇宙飛行士が、未だ半人前の国際宇宙ステーション(ISS)に手を加えるため、ケネディ宇宙センターから飛立ちました。

 コマンダーのジム・ハルセル、パイロットのスコット・ホロウィッツ、ミッションスペシャリストのメアリー・エレン・ウェーバー、ジェフリー・ウィリアムズ、ジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズ、そしてユーリー・ウサチェフは、改造してすっかり新しくなったスペースシャトル・アトランティス号に乗って、米国中部時間5月19日(金)午前5時11分(日本時間5月19日(金)午後7時11分)にフロリダの射場を後にしました。シャトル計画の規定では夜明け前の打上げということになります。アトランティス号は東海岸を飛立つと間もなく日の光に包まれ、ちょうどその頃キエフの南西のウクライナ付近を飛んでいる76フィート(約23m)35トンのISSへと向いました。

 この打上げはアトランティス号にとっては1997年以来の飛行です。アトランティス号はダイアルやスイッチだらけの古いコックピットをコンピュータディスプレイでいっぱいの最新のハイテク・グラスコックピットと取替えるなどの大改造を行っていました。

 アトランティス号の打上げは先月、射点や大西洋の対岸の緊急着陸地点の強風のため3回も延期されていましたが、本日は予定どおりに打ち上がりました。打上げの条件は完璧でした。アトランティス号は米国中部夏時間5月20日(土)の午後11時31分(東部時間21日(日)の早朝0時31分、日本時間5月21日(日)午後1時31分)に宇宙ステーションとドッキングする予定です。

 軌道に到達すると間もなくアトランティス号のクルーは、10日間のミッションの準備として、ペイロードベイ(貨物室)のドアを開く準備など、シャトルシステムのセットアップに取りかかりました。ペイロードベイのドアはスペースハブモジュールの起動作業をすませてから開くことになっています。スペースハブにはステーションに搬入する1トンを越える補給品が積込まれています。

 宇宙飛行士たちは打上げ5時間後米国中部時間5月19日(金)午前10時11分(日本時間5月20日(土)午前0時11分)に最初の8時間の眠りに就き、5月19日(金)午後6時11分(同5月20日(土)午前8時11分)に起床して宇宙での最初の1日を開始します。就寝前にコマンダーのハルセルとパイロットのホロウィッツは、アトランティス号の軌道制御ジェットを噴射します。この噴射はスペースシャトルをISSに接近する軌道にのせるために精密に計画された一連の軌道制御の第1回目です。

 最初のランデブ用軌道制御の後アトランティス号は、軌道傾斜角51.6度 遠地点約201マイル(約323km)近地点約124マイル(約200km)の楕円軌道に入る予定です。

 この次のステータスレポートは米国中部時間5月19日(金)午後7時(同5月20日(土)午前9時)頃に発行する予定です。




最終更新日:2000年 5月 22日

JAXAトップページへサイトポリシー