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飛行1日目
スペースシャトル「エンデバー号」は、米国中部標準時間11月23日午後6時50分(日本時間11月24日午前9時50分)に、フロリダ州ケネディ宇宙センター(KSC)から打ち上がりました。エンデバー号は3人の新しい長期滞在クルーと重さ14トンのトラス構造物を国際宇宙ステーション(ISS)に運びます。エンデバー号の打上げ時、ISSは南オーストリア上空240マイル(約386km)の位置を飛行中でした。 ISSに現在搭乗しているクルー(第5次長期滞在クルーのコマンダーのワレリー・コルズンと、NASAのISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソン、フライトエンジニアのセルゲイ・トレシェフ)は、宇宙ステーションコントロールセンターの宇宙機コミュニケータのスタン・ラブから、エンデバー号が予定通り打ち上げられたことを伝えられました。 「実況をありがとう、スタン。すばらしい。」 軌道上に到達すると、コマンダーのジェームス・ウェザビー、パイロットのポール・ロックハート、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のマイケル・ロペズ-アレグリア、ジョン・ヘリントンは、バウアーソックス、ブダーリン、ペティットとともに、搭載装置のセットアップと軌道上運用を開始するためエンデバー号のペイロードベイ(貨物室)を開ける準備を開始する予定です。 エンデバー号は11月25日午後3時30分(同12月26日午前6時30分)にISSにドッキングする予定です。これにより、11月26日のISSへのP1トラスの取り付け作業の準備が整います。先月S1トラスを運んだスペースシャトル「アトランティス号」のフライトの場合と同様、新しいトラスシステムの起動を支援するため、ロペズ-アレグリアとヘリントンによる3回の船外活動が行われる予定です。P1トラスは今年打ち上げられたトラスのうち3番目のトラスです。P1トラスはISSの背骨を形成する11個のトラスのうちのひとつで、冷却の役割を担うとともに、来年ISSに運ばれる予定の新しい太陽電池パドルを支えます。 エンデバー号のクルーは、11月24日午前1時(同11月24日午後4時)直前に就寝する予定で、午前9時(同11月25日午前0時)直前に起床し、軌道上での初日の作業を開始する予定です。クルーは、エンデバー号のロボットアームと船外活動でロペズ-アレグリアとヘリントンが着る予定の宇宙服、工具、そして11月25日のISSとのランデブに係わる機構の点検作業を行う予定です。 次のステータスレポートは11月24日朝(同11月24日夜)、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-113/sts-113-01.html 最終更新日:2002年11月25日
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