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2009年7月8日、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)技術実証機(初号機)の運用に関わるNASA/JAXA合同シミュレーション(Joint Multi-Segment Training: JMST)を行いました。
JMSTは、NASAが国際宇宙ステーション(ISS)計画の国際パートナや遠隔地の管制施設と通信回線で接続して実施する運用シミュレーション訓練です。HTVのJMSTは、JAXA筑波宇宙センター(TKSC)とNASAジョンソン宇宙センター(JSC)を接続して行います。JAXAのHTV運用管制チーム(HTV Flight Control Team: HTV FCT)の運用管制員と、NASAの飛行管制官は、協調運用に必要となる技術の向上を目的に訓練を行います。
今回の訓練では、HTV初号機がISS後方約50km程度まで接近したところから開始され、HTV初号機の最終接近や、ISSクルーがISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作して確実にHTV初号機を把持するところまでの一連の運用を模擬しました。
HTV初号機は、GPS相対航法を使いながらISSの後方約5kmの地点で停止し、ランデブセンサ(Rendezvous Sensor: RVS)などの機器のチェックを行った後、ISS下方500mまで飛行して、RVSによる高精度相対計測に切り替えます。RVSを使用してISS下方300m、ISS下方30mの保持点で停止しながら、ゆっくりとISSに接近し、最終的にISS下方10m位置で停止して、ISSクルーが操作するSSRMSで把持されます。
シミュレーションでは、これら一連の運用を摸擬したほか、意図的に多数の異常を発生させ、異常時の対応についても訓練が行われました。
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