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宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)技術実証機(初号機)の輸送に先立ち、2009年4月16日、筑波宇宙センター(TKSC)にてHTV運用管制室のプレス公開が行われました。
プレス公開では、HTVに関わるNASA/JAXA合同シミュレーション(Joint Multi-Segment Training: JMST)が行われているHTV運用管制室の様子が公開されました。また、山中浩二HTVフライトディレクタ(HTVプロジェクト ファンクションマネージャ)から、JMSTの内容や、HTVの飛行運用、HTV運用管制チーム(HTV Flight Control Team: HTV FCT)の役割などについて説明が行われました。
JMSTは、NASAが国際宇宙ステーション(ISS)計画の国際パートナや遠隔地の管制施設と通信回線で接続して実施する運用シミュレーション訓練です。HTVのJMSTは、TKSCとNASAジョンソン宇宙センター(JSC)を接続して行います。JAXAの運用管制員、NASAの飛行管制官は、協調運用に必要となる技術の向上を目的に訓練を行います。
記者からの、日本初の宇宙機開発で苦労した部分についての質問に、山中フライトディレクタは、「HTVは、有人宇宙施設であるISSに、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)で把持して結合される宇宙機であり、JAXAとしてもNASAとしても初めての運用となる。手順書などもゼロからの作成であった」と語りました。
また、打上げに向けた抱負についての質問には、「HTVを安全に飛行、ドッキングさせることができれば、日本の有人宇宙開発にとって大きな自信になり、将来の宇宙開発においても大きなステップアップになる。これまで積み重ねてきた訓練とチームワークで成功させたい」と語りました。
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