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宇宙ステーション補給機(HTV)

2010年度冬期の打上げに向け、HTV2号機の準備が順調に進行中

最終更新日:2010年8月31日
KSCにて、HTV2号機に搭載されるNASAの物資を梱包する様子(出典:JAXA/NASA)

KSCにて、HTV2号機に搭載されるNASAの物資を梱包する様子(出典:JAXA/NASA)

種子島宇宙センターの第2衛星フェアリング組立棟(Second Spacecraft and Fairing Assembly Building: SFA2)では、8月21日から27日にかけて、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)2号機の組立前全機機能試験が行われ、HTVの電気的性能に問題のないことが確認されました。

組立前全機機能試験は、曝露パレットを除くHTV全体の電気的性能を確認することを目的としています。今後、10月末頃にHTV2号機を打上げ時とほぼ同じ形に機械的に組み立てますが、この時点で問題が発見された場合、打上げに向けた作業への影響が大きくなります。このため、事前に電気的に結合して電気的性能を確認することで、作業全体の効率化を図ります。

また、HTV2号機に搭載されるNASAの物資の約半分がNASAケネディ宇宙センター(KSC)から発送され、種子島宇宙センターに到着しました。今後、HTV2号機への搭載作業が行われる予定です。

国際宇宙ステーション(ISS)へ運ぶ物資を搭載する作業などが行われた後、HTV2号機は打上げ形態に電気的・機械的に結合(全機結合)され、推進剤充填やフェアリングへの格納など、打上げに向けた最終準備段階に入ります。

※断りのない限り、日時は日本時間です。

 
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