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国際宇宙ステーション(ISS)では、宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)の補給キャリア与圧部からISSに物資を搬出する作業が続けられています。
現在は、補給キャリア与圧部に搭載して運んだ物資輸送用バッグ(Cargo Transfer Bag: CTB)のうち、71%がISSに搬出済みです。また、「こうのとり」2号機に搭載して廃棄するISSの不要品の積込み作業も並行して行われており、現在は廃棄予定の不要品のうち、40%を「こうのとり」2号機に搭載済みです。
2月18日には、一時的に「こうのとり」2号機の結合ポートを変更する作業が予定されています。この作業は、2月25日打上げ目標のスペースシャトル「ディスカバリー号」によるSTS-133ミッションに備えて行われるもので、「こうのとり」2号機の結合ポートを変更することにより、ディスカバリー号がドッキングした後にペイロードベイ(貨物室)の搭載物をISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)で取り出すことが可能になります。長期滞在クルーが操作するSSRMSにより、「こうのとり」2号機は、現在結合している「ハーモニー」(第2結合部)の下側(地球側)の共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)から上側(天頂側)のCBMに移動されます。STS-133ミッション後には、再びハーモニーの下側のポートに戻されます。
SSRMSによる「こうのとり」2号機の移設作業は、2月18日午後8時30分から開始され、結合ポートの変更作業は翌19日の午前6時頃に完了する予定です。
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