若田、星出両宇宙飛行士は、4月13日から17日の5日間にわたって筑波宇宙センターで開催された宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の技術調整会に参加しました。
本会議は、NASAとJAXAのフライトコントローラを中心としたメンバーによって行われ、「こうのとり」5号機の運用に向けて、運用手順やルール、ミッション中のタイムラインなどの調整が行われました。「こうのとり」のミッションの成功は、NASAとJAXAの協力関係の上に成り立っており、ミッション前の段階で緊密に調整することが鍵となっています。
会議には、NASA、JAXAそれぞれ約30名ものメンバーが参加しました。JAXAからは、「こうのとり」5号機のミッションにおいてHTVのリードフライトディレクタを務める松浦真弓フライトディレクタを筆頭に、ミッション中に中心となるメンバーが参加しました。
「こうのとり」5号機のミッション中、若田宇宙飛行士もNASAの飛行管制官の一員として「こうのとり」の運用に携わります。若田宇宙飛行士は、NASAでリードCAPCOM(ISSとの交信担当の代表)を務め、「こうのとり」5号機をISSのロボットアームで把持する運用場面などにおいて、ロボットアームを操作する軌道上のクルーを地上から支援する予定です。