野口宇宙飛行士は、12月2日から5日にかけて、日本科学未来館および国際交流館プラザ平成で開催された第21回アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-21)に出席しました。
APRSAFは、アジア太平洋地域各国の宇宙機関・行政機関などの関係者が一堂に会し、宇宙開発に関する最新動向の情報交換や、国際協力活動の実施に向けた議論などを行うアジア太平洋地域最大規模の宇宙関連会議です。1993年より開催されており、日本での開催は9年ぶりとなります。
12月4日に行われた“国際宇宙ステーションとその先へ~国際的な宇宙探査に向けて”と題した特別セッションでは、野口宇宙飛行士が進行を務めました。
このセッションにおいて、野口宇宙飛行士は、マレーシア宇宙庁のMhd Fairos Asillam氏とタイ国立科学技術開発庁のKritsachiai Somasaman氏を迎え、それぞれの国にISSがもたらした恩恵や、国際協力による宇宙探査の展望について意見を交わしました。
今回のAPRSAFでは、アジア・太平洋地域における「きぼう」日本実験棟の利用推進を行うKibo-ABCの活動報告も行われました。