国際宇宙ステーション(ISS)の第44次/第45次長期滞在クルーである油井宇宙飛行士は、11月24日にソユーズTMA-15M宇宙船(41S)が打ち上げられる直前まで、41S搭乗クルーのバックアップクルー(交代要員)の任務を務めました。
11月上旬、41Sのプライムクルーと油井宇宙飛行士らバックアップクルーは、ロシアの星の街で過ごしました。油井宇宙飛行士らは、ロシアに滞在する間、ロシアの宇宙開発の歴史に関連が深い場所を訪問する伝統行事の一環で、星の街にある博物館やモスクワの赤の広場を訪れました。
その後、プライムクルーとバックアップクルーは、それぞれ11月11日と12日に、ソユーズ宇宙船の打上げが行われるカザフスタン共和国のバイコヌールに移動しました。
バイコヌールでは、打上げに向けた最終準備に取り組みました。クルーは、バイコヌール宇宙基地で整備が行われていたソユーズTMA-15M宇宙船に搭乗して機器の操作性や物資の搭載状況などを確認しました。また、シミュレータを使用して、ソユーズ宇宙船を操縦する手順を確認する訓練も行いました。打上げ直前まで、健康状態を確認するために医学検査も日々受けました。
油井宇宙飛行士らバックアップクルーの任務は、ソユーズ宇宙船の打上げ直前に解かれました。41Sクルーを乗せたソユーズ宇宙船は、11月24日午前6時01分にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。
今後、油井宇宙飛行士は、半年後に控えた自身の第44次/第45次長期滞在ミッションに向けて、引き続き訓練を行っていきます。