7月1日から5日にかけて、ドイツのケルンで開催された第26回世界宇宙飛行士会議に、JAXAから、向井、野口、星出宇宙飛行士の3名が参加しました。"Citizens of Space - Stewards of Earth"と題した第26回世界宇宙飛行士会議は、環境問題や技術革新をテーマに行われました。
世界宇宙飛行士会議は、世界各国の宇宙飛行士によって構成される宇宙探検家協会(Association of Space Explorers: ASE)が開催する会議で、およそ年に一度のペースで開催されています。ASEは、宇宙開発への貢献や有人宇宙活動の国際協力はもとより、科学技術教育の促進、環境問題の意識増進なども目的に活動しています。
本会議において、国際宇宙ステーション(ISS)計画に参加する各極の活動報告を行うセッションに、JAXAを代表して星出宇宙飛行士が登壇しました。"International Space Programs - Year in review"と題したこのセッションは、ASEの常任理事である野口宇宙飛行士が開会の挨拶を述べました。星出宇宙飛行士は、自らが携わった船外活動や「きぼう」日本実験棟で実施した小型衛星放出技術実証ミッションの話題などを含め、昨年1年間のISSでの活動を報告しました。