2月8日、東京ウィメンズプラザ(東京都渋谷区)にて、「オランダ中継特別ミッション 向井飛行士と一緒に、世界と、宇宙とつながろう!」と題したMission Xのイベントを開催しました。
Mission Xは、健康社会の促進を目指して世界各国の宇宙局が取り組む、健康にかかわる食事と運動の啓発活動です。食事や運動習慣の大切さを学ぶために、宇宙飛行士の健康管理を題材として、8歳から12歳の児童を対象にした世界共通のプログラムが用意されています。
このイベントは、JAXAと同じくMission Xを実施しているオランダ宇宙局(NSO)の協力があって実現しました。今回のイベントの目玉であるオランダとの中継では、会場に集まった児童が、欧州宇宙機関(ESA)のアンドレ・カイパース宇宙飛行士や、オランダでMission Xの取り組みに参加する児童と交流を交わしました。オランダとの中継のほかに、向井宇宙飛行士によるトークショーと、宇宙飛行士の運動プログラムを体験するイベントを行いました。向井宇宙飛行士はトークショーで、宇宙に行ったときに人の身体に起こる変化などを、児童にわかり易く説明しました。
イベントの最後の質問コーナーでは、「地上と宇宙での星の見え方の違いは?」といった宇宙に関係する質問から、「苦手なことにどう取り組むか?」といった向井宇宙飛行士自身の物事の考え方に関する質問まで、さまざまな質問が寄せられました。