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JAXA宇宙飛行士活動レポート 2012年2月

若田宇宙飛行士、ロシアでISS長期滞在に向けた訓練を実施

最終更新日:2012年3月29日

国際宇宙ステーション(ISS)の第38次/第39次長期滞在クルーである若田宇宙飛行士は、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)にて、ソユーズ宇宙船やISSのロシアモジュールに関わる訓練に加えて、野外でのサバイバル訓練を実施しました。

写真:ソユーズ宇宙船のISSへのランデブ訓練を行う若田宇宙飛行士

ソユーズ宇宙船のISSへのランデブ訓練を行う若田宇宙飛行士(出典:JAXA/GCTC)

写真:サバイバル訓練に参加する若田宇宙飛行士ら

サバイバル訓練に参加する若田宇宙飛行士ら(出典:JAXA/GCTC)

ソユーズ宇宙船については、主に運動制御・航法システムに関わる訓練を実施しました。講義やシミュレータを使用した実習を通して、打上げ後、初期軌道に投入されてからドッキングに至るまでの各フェーズにおける宇宙船の操作について理解を深めたほか、通常の姿勢確立に使用する赤外線センサが故障した状況下で、制御パネルに表示される情報と船外の様子を映し出すペリスコープの映像から情報を得て姿勢を確立する手順など、システムのトラブルへの対応方法も確認しました。帰還時の運用についても訓練を行い、ソユーズ宇宙船の各システムの運用操作や稼働状況の監視などの手順を確認しました。

2月13日から15日にかけては、雪が積もる野外で、ロシアのミハイル・チューリン宇宙飛行士、NASAのリチャード・マストラキオ宇宙飛行士とともに、サバイバル訓練を行いました。

写真:サバイバル訓練中の若田宇宙飛行士

サバイバル訓練中の若田宇宙飛行士(出典:JAXA/GCTC)

この訓練は、打上げ時や帰還時に、何らかの異常により想定しない場所に不時着した場合に、救助部隊がクルーを捜索するのに2、3日要する可能性があるため、冬季の厳しい環境の中でも生還できるよう、必要なサバイバル技術を身につけるためのものです。

事前に、ソユーズ宇宙船内でソコル宇宙服から防寒服に着替える手順や、ソユーズ宇宙船に搭載されているサバイバルキットの使用方法、シェルタの設営方法、火の起こし方などの実習に加え、安全に関わる講義も受けた上でサバイバル訓練に臨みました。

若田宇宙飛行士ら3名の宇宙飛行士は、お互いに協力し合いながら、-33℃から-8℃の間で気温が推移する厳しい環境の中で、不時着してから救助隊と合流するまでを想定して、野外および訓練施設で2泊3日を過ごしながら訓練を修了しました。

若田光一宇宙飛行士
 
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